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中国・SF・革命

中国・SF・革命

中国・SF・革命

作家
ケン・リュウ
柞刈湯葉
郝景芳
王谷晶
閻連科
佐藤究
上田岳弘
樋口恭介
イーユン・リー
ジェニー・ザン
藤井太洋
立原透耶
出版社
河出書房新社
発売日
2020-08-05
ISBN
9784309029030
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中国・SF・革命 / 感想・レビュー

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keroppi

「文藝」2020年春季号の中国SF特集を再構成した単行本。この「文藝」もかなり売れたらしいが、「三体」を始めとして中国SFがかなりブームになっているみたい。この本では、中国作家以外に、日本人作家が中国をテーマに書いていたり、中国SFに関してのエッセイが掲載されていたりと、中国SFを俯瞰出来て楽しめた。特にエッセイでは、アメリカでの中国作家の現状や、中国でのSF界の活動が垣間見れるし、中国SFの他の作品を知ることが出来て、興味深く読めた。まだまだ読んでみたい本がある。しばらくは、中国SFから目が離せない。

2020/09/07

かずぼう

突出して面白いと思った作品は無かったが、それなりに楽しめる。中国人作家の『村長が死んだ』を読んで、やはり日本人とは死者に対する考えが違うのではないかと思った、死人に鞭打ち、死体損壊、死しても怨みは消えない中国、対して日本は死んだら仏さんになる。靖国問題にしても噛み合わないわけだ。

2022/02/14

小太郎

題名とジャケットが気になって読みました。ケン・リュウ、イーユン・リー、佐藤究、藤井太洋をはじめ日中米の新鋭作家の小説とエッセイ12編。SFだけじゃなく中間小説風の作品もあります。不思議な編集だと思ったら。文藝春季号の同名の特集号が評判良かったので単行本にしたみたいです。エッセイも含めてちょっとバラバラな感じはしますが楽しめました。この中では話題の佐藤究が孫文とインカという無茶振りをした「ツォンパントリ」が未読ながらきっと「テスカトリプカ」のスピンオフでは?と思いながら読みました。

2021/09/07

空猫

中国人によるSF短編集ではなく題名通り「中国とSFと革命」が主題のアンソロジー。数千年に及ぶ中国の独裁政治、侵略の歴史と文化。そこに神は居なくとも天文学、占星術、によって天命や使命を知り、国が政治が覆ろうとも生き抜く逞しさと生命力が根底にある、独特の世界観があった。佐藤究『ツォンパントリ』と、移民の、自由の国であるはずの米国で…ジェニー・ザンのエッセイ『存在は無視…』が強烈だった。『三体』も早く読みたいところ。

2021/02/04

ひさか

河出書房新社文藝2020年春季号(2020年1月)中国・SF・革命を大幅増補して、2020年7月河出書房新社刊。中国SFをテーマにした、日、米、中の作家12人による、小説8つとエッセイ4つのアンソロジー。ケン・リュウ、郝景芳、王谷晶、が好みでした。王谷さんは、別のものも読んで見ます。表紙にインパクトがあって、本を手に取るたびに、ドキリとします。

2020/10/01

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