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季節を告げる毳毳は夜が知った毛毛毛毛

季節を告げる毳毳は夜が知った毛毛毛毛

季節を告げる毳毳は夜が知った毛毛毛毛

作家
藤田貴大
出版社
河出書房新社
発売日
2020-07-14
ISBN
9784309029047
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季節を告げる毳毳は夜が知った毛毛毛毛 / 感想・レビュー

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TSUBASA

空から降ってきたコアラ、進化して音もなく人に入り込む蚊、サッカー選手が流行らせた綿毛ヘアー、強力な静電気を孕んだ産毛。奇天烈なモチーフの後ろ側にほろ苦い恋愛や思い出がリフレインする。よくわからんかったけど。とりあえずクアッカワラビーってかわいいな。

2020/08/10

トト

コアラ警報が発令されて、首都圏にもコアラが直撃だってことで。きょうという日は降ってくるコアラに警戒しなくてはならないし。コアラがぼくのアタマに落下してきたならば、首の骨なんて簡単に折れてしまうだろう。という冒頭で始まる1話を含む5話の短篇小説。登場人物、設定、筆致、展開、どれもこれも、一言で言うならニュータイプ。短い小説なので、合うか合わないかお試しで読んでみてください。

2020/08/22

ハル

コロナ以前に書かれたものだが、現在の世界の状況と重なるところがある。藤田さんの独特な言葉の渦に飲まれて、どこまでで行けそうな気がしてくる。心地よい言葉の旅ができました。

2020/08/07

夏みかん

ひたすらうろんで現実感のない物語が続くんだけど、閉塞感とか哀しみとか感じるものはとてもリアルで息苦しい。

2021/08/18

WA

今を若者として生きる人たちには、以前を知らないから当然、実感が無いかもしれないが、世界は「有り得ないと思っていたようなことが平気で起こる世界に変化してしまった」のだなぁ。それを傷跡として記憶する者には、この本の世界観は塗り薬になる。「そうなんだよ、そうなんだよ」と塗り込んでくれるから。いや~、前半の感じで最後まで纏まりをつけてくれたら、もっと私好みだったなぁ。

2021/07/02

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