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生まれつきの花: 警視庁 花人犯罪対策班

生まれつきの花: 警視庁 花人犯罪対策班

生まれつきの花: 警視庁 花人犯罪対策班

作家
似鳥鶏
出版社
河出書房新社
発売日
2020-09-14
ISBN
9784309029146
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生まれつきの花: 警視庁 花人犯罪対策班 / 感想・レビュー

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starbro

似鳥 鶏、二作目です。ミステリと言うよりも、花人ファンタジーでした。本編よりも挿入されている特定の個人のエピソードや著者のあとがきの方が面白かった。花人とは、東大(予備軍or現役orOB・OG)でモデルなみのルックス&スポーツ万能のイメージでしょうか?それなら当然ながら妬まれます。

2020/10/08

aquamarine

花人と常人がいる世界。花人は知力体力は常人以上で美男美女が多く、常人には聞こえない不可聴音域で会話ができるという能力を持つが、性格は温厚で犯罪など起こすはずがない…。この設定が明らかな差別を感じてどうしても好きになれませんでした。いくつか事件を追い、これは特殊設定を利用したミステリなのかと納得し楽しもうとしましたが…いやびっくり、一周まわってしっかりミステリのがっつり社会派!そして似鳥作品を読んでいるとは思えないような苦いものを残したまま読了…。いつも通りの弾けたあとがきにいつもに増してほっとしました。

2020/11/01

さっちゃん

生まれつき全てにおいて優れた「花人」と普通の「常人」のいる世界。私も花人に嫉妬するだろうし、自分が花人でないことを妬ましく思うだろうな。でも、明確に人種として区別がないだけで現実も似たようなものかもしれない。生まれつき裕福、容姿が良い、IQが高い、運動神経が良い等々、人生のスタートは決して公平じゃない。花人への差別を現実のことのように感じるのは、現代のあらゆる差別問題と根っこは同じだからかも。それだけに、火口と水科の過去の話はとても考えさせられた。何事も流されず、もっと自分の頭を使って考えていかなくては。

2020/10/25

さっこ

知力体力など全てに優れ、容姿にも恵まれた「花人」と呼ばれる人々。日本で「花人」による殺人事件が連続し自分たちより優れたDNAを認めることができない「常人」が、ここぞとばかりに差別など花人叩きに盛り上がる。殺人事件の謎解きよりも巨大な差別主義を生む、異形を受け入れられない人の心の狭さが描かれていました。人と同じなら安心するという現代を風刺。

2020/11/23

よっち

常人と少し異なる遺伝子を持ち、容姿端麗で頭脳明晰に育ちやすい傾向の「花人」。これまで犯罪検挙歴がなかった花人が容疑者とされる殺人事件が連続して発生、警視庁捜査一課の竜牙が花人の刑事・此葉と事件を追う警察ミステリ。社会的に認められやすい一方で、常人から疎まれることも多い花人という難しい少数派の立場があって、それが花人が犯人とされる殺人事件が続くことで社会的にも危機に陥ってゆく展開でしたけど、そういった状況でも事態を冷静に見極めて、隠されていた真相にたどり着く竜牙と此葉のコンビにはぐっと来るものがありました。

2020/10/27

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