読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

灰の劇場

灰の劇場

灰の劇場

作家
恩田陸
出版社
河出書房新社
発売日
2021-02-16
ISBN
9784309029429
amazonで購入する Kindle版を購入する

灰の劇場 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

四月の第一作は、恩田 陸の最新作です。恩田 陸は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、私小説的な二進法幻想小説でした。続いて、『白の劇場』へ。 https://book.asahi.com/article/14218934

2021/04/01

いつでも母さん

これは何という括りの小説なのだろう。括りなんて関係ないのだな、きっと。このタイトルとカバーから連なる町の景色はそこはかとなく私を不安にさせる。この住宅の一つ一つに物語はあって、つまり事件もあってそれは私が『知った』ような気がしてる事が多いのだ。そんな感じを恩田さんは本作に練り込んでいて、自分の感情と並行して実在の人物を充てて描いているのが巧い。見ているようで見ていない、知らないようで実は経験してたりする。人の記憶の不確かさと脆い感情がどうにも怖い。『無い』ことがスイッチを押した?この二人は先の私なのかも…

2021/03/09

のぶ

内容は面白く、読みやすい文章だったが、構成が自分の思っていたものとは全く異なっていた。本の帯に“事実に基づく物語”とありどんな人物が描かれるのか読み進んだが、本は0と1と(1)の章で区切られている。橋の上から投身自殺した中年女性2人組の記事を目にすることで、物語は始まる。「私」と「私」の創りだす二人の物語が交互に語られる。それぞれの章は、複雑に絡み合い、恩田さん自身のエッセイと、創作した小説が混在したような中身。混乱するような難解さはないが、二重構造になったこの一冊は、恩田さんの才能を感じさせた。

2021/03/02

美紀ちゃん

私は本屋大賞の信者なので、恩田陸さんがすごく好き。「夜のピクニック」「Q&A」が好き。「蜜蜂と遠雷」も好き。 しかしこれは、正直に言うと読むのに時間がかかり、苦戦した。 大きな賞の受賞のところが印象的。本屋大賞かな?知り合いをたくさんよべるということを知った。それが披露宴ではなく葬式のようだと比喩したところがなぜか残る。 TとMのこと、日々の生活、感情、死に向かうきっかけ、絶望、遺書、墜落する夢、通り過ぎていくもの。恩田さんはそれを書くのが上手いなぁと思った。

2021/03/13

うっちー

直木賞、本屋大賞を受賞し、いよいよ恩田さんの境地に入っていく作品です

2021/03/05

感想・レビューをもっと見る