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佐野洋子エッセイコレクション 今日でなくてもいい

佐野洋子エッセイコレクション 今日でなくてもいい

佐野洋子エッセイコレクション 今日でなくてもいい

作家
佐野洋子
出版社
河出書房新社
発売日
2021-08-05
ISBN
9784309029818
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佐野洋子エッセイコレクション 今日でなくてもいい / 感想・レビュー

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ツキノ

2021年8月発行。じわじわ読み進めて読了。「生・老・死」をテーマにした35篇。いつか死ぬということ、老いるということ。どちらも今年向き合うこととなったので、読んでいて沁みた。

2021/11/08

スリカータ

佐野さんのエッセイは色々と読んで来たので、改めて感性やクールな眼差しを懐かしく思いました。子供の頃の体験が辛かったと思うけど、淡々と描いていらっしゃる。猫のフネさんのストーリーが印象的でした。

2021/11/08

pota

Eテレのヨーコさんの言葉(プールのエピとか)が好きだったので、そんな感じを期待して軽い気持ちで手を出したらとんでもなかった。▽去年「おらおらでいぐも」を読んだときの深く暗い気持ちがよみがえる。自分の年代が読むと救いがないのだ。▽「死」ばっかり出てくる。終いにはヨーコさんも逝ってしまう。▽幼少時代の描写では、人の死が身近に転がっていた時代を感じ背中がスースーする。後ろで子供が鬼滅を見てるから尚更だ。ばんばん死ぬ。この時代と比べると、今の日本はなんて豊かで平和なのか。▽「中年の危機」なんてちゃんちゃらね。

2021/09/25

けせらせら

100万回生きたねこ の作者のエッセイ いつ死ぬかわからぬが、今は生きている。 生きているうちは、生きていく外ない。 いつ死んでもいい。でも今日でなくてもいいと思って生きるのかなあ。

2023/08/07

miya

生・老・死をテーマにしたエッセイ集。死生観がよくわかるエッセイだった。子供の頃からきょうだいの死を経験し、生死に対して考えてきたのだろうか。年に抗ったり無駄に長生きすることを望まず、いつ死んでもいいとはっきり言える潔さ。洋子さんの男の気の引き方に身に覚えがあって笑った。効果は確かにない。私は可愛いおばあちゃんに憧れているが、「その人以外のバァさんなどにはなれない」と言われたらその通りだと納得してしまった。私も若いものに嫌われて優しくしてやればよかったなどと後悔させないババァを目指そうか。その方が現実的だ。

2022/06/18

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