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くるまの娘

くるまの娘

くるまの娘

作家
宇佐見りん
出版社
河出書房新社
発売日
2022-05-11
ISBN
9784309030357
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くるまの娘 / 感想・レビュー

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starbro

宇佐見 りん、3作目です。ドライブ ファミリー カー、車の中の家族の群像劇、これはこれで好いですが、前二作に比べるとインパクトに欠けます。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309030357/

2022/05/28

さてさて

『この車に乗って、どこまでも駆け抜けていきたかった』という主人公の かんこ。そんな かんこは壊れかけている『家族』の中にそれでも留まるという決意と共に毎日を過ごしていました。そんな かんこたち『家族』が、苦しみ、もがきながらも一歩前に踏み出す未来を感じさせるこの作品。『家族』のそれぞれの想いをリアルに描き出していくこの作品。極めて読みやすい文章の中に、物語の場面が目の前にふっと浮かび上がるような印象的な描写の数々と共に、『家族』をテーマにした小説群の中に新たな名作が誕生したのを感じた素晴らしい作品でした。

2022/05/14

美紀ちゃん

高校生のかんこ。祖母のお葬式のために栃木県へ。小さい頃はよく車中泊をした。楽しい思い出。勉強を教えてくれる父。母は脳梗塞後うつに。兄は両親とはあわず揉め事が多かった。弟はそれを見ていて辛かった。帰りの車の中での言い合いひどい。弟もいて4人みんなそれぞれを責めてひどい言葉がポンポン出て行く。歪んでる。地獄。それから車から降りられなくなるかんこ。車で寝泊まりするようになる。生きているというのは、死ななかった結果。生きて行こう!家族の歪みがうまく書かれている。とても深い内容。さすが芥川賞作家だと思った。

2022/06/08

いつでも母さん

『曖昧になる。曖昧に繰り返される。柔らかくぬるく、ありふれた地獄だった。』『地獄の本質は続くこと。終わらないもの。繰り返されるもの。』自分の家族のことをそう感じるかんこの家族は異質か?かつての状況やその感情を今の感情を含めて語るからちょっと読みにくい。だが、そこに引き込まれるのも作者の作品ならではだと思う。私自身の記憶の中にどこかしら通じるものがある。捨てられない・・厄介なもの・・愛しさとは違うが瘡蓋のような感じだろうか。それは家族。死を拒み続けた積み重ねだけで生きているのは父だけではない。

2022/06/04

まちゃ

どんな経験したら、こんな視点の物語を書けるのかに興味が湧きました。宇佐美りんさんは、良いとか、悪いとか、面白いとか、面白くないとか、とは別次元の稀有な作家なんでしょうね。家族だから言ってしまうこと、言ってはいけないことがあると、あらためて考えさせられる物語でした。

2022/06/26

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