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さらば、ベイルート : ジョスリーンは何と闘ったのか

さらば、ベイルート : ジョスリーンは何と闘ったのか

さらば、ベイルート : ジョスリーンは何と闘ったのか

作家
四方田犬彦
出版社
河出書房新社
発売日
2022-05-26
ISBN
9784309030395
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さらば、ベイルート : ジョスリーンは何と闘ったのか / 感想・レビュー

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どんぐり

レバノンの映画作家ジョスリーン・サアブ(1948-2019)。生前親交のあった四方田(映画研究者)が、彼女との出会いと別れを綴ったノンフィクション。ジョスリーンの最後の仕事が、元日本赤軍幹部・重信房子と娘メイの母娘の絆の物語。四方田はジョスリーンの住むパリのアパルトマンに滞在し、映画の実現化に彼女に協力し、二人から映画化の了解を得ながらも、ジョスリーンはパリの病院で急逝する。1970年の「よど号」ハイジャック事件、1982年、イスラエルのレバノン侵攻(レバノン戦争)。→

2024/04/07

林克也

帯のコメントが多和田葉子と斎藤真理子。表紙写真が1982年のイスラエルによるサブラ・シャティーラ。それだけで読む前からテンションが上がってしまった。なお、この年4月に私は就職し社会人。 私にとって重信房子といえば中学一年の1972年5月のテルアビブ空港乱射事件。その前、5月15日には沖縄返還。さらにその前2月28日のあさま山荘事件。永田洋子だ。小学校から中学校に上がったタイミングで生じた事象が、今の物の見方の基礎になっている部分があると思う。ジョスリーン・サアブ。なにはともあれ、その作品を見てみたい。

2022/07/19

zorg

ベイルート生まれの映像作家ジョスリーン・サアブの生涯を書いたノンフィクション。映像作家と言われても自分には知らない世界なので、なんでこの本を手にしたか不自然なんだけど、ベイルート、重信房子、重信メイという記述にひかれたから。余命いくばくもないジョスリーンとの交流が濃密に語られる。引き込まれます。「ジョスリーンは何と闘ったのか」の著者の答えは「後記」に記述がある。

2022/07/13

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