ブレストの乱暴者
ブレストの乱暴者 / 感想・レビュー
uchiyama
「作者の役割は、特殊な現象のなかの普遍を表示することだ」と言うジュネの、まず、具体的で特殊な行為や身振りそのものがあって、その理由など、後から来るものにすぎない(しかも、これまた特異な理屈を構成する)こと、そしてその「流れ」にこそ普遍が宿ること、この世を支配している、理由や原因ありきとする抽象的で嘘くさい「方針」とは転倒したその形に、魅了されます。霧の中に突然姿を現す男たちのように。映画のショットがそうであるように。「われわれは、ある身振りにおいて素晴らしい奇跡を示す異様な細部を、夢とよぶことにしよう」。
2024/03/25
yodogawa03
素晴らしい。
2020/05/15
ソニックゆうすけ
港町で繰り広げられる、男色、殺人、盗み、暴力。今だったらアンダーグラウンドな世界観。
2016/07/30
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