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北の愛人

北の愛人

北の愛人

作家
マルグリット・デュラス
Marguerite Duras
清水徹
出版社
河出書房新社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784309201788
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北の愛人 / 感想・レビュー

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えりか

ジャスミンの香り漂うインドシナの夜。どこからか聞こえてくる「絶望のワルツ」。官能と悲しみが混ざりあう。絶望的で熱狂的な愛の物語。激しく愛しあいながら、その別れは決まっている運命。人生で唯一の愛。会話も多くなり、一人称が三人称になったりと「愛人」との違いはあるのだけど、とりわけ、より映像的な効果を狙っているように思う。二作は書くに至った経緯も目的も違うのかもしれないが、本当の目的として自らの愛の物語を何度でも何度でも形にしたかったのだろう。それはそこにあったし、今でもあるのだと、何度でも確かめるために。

2017/09/01

三人称で描かれる愛の形が、なぜこれほどの読書的快楽をもたらすのだろうか? 『ラマン』とは、中国人青年とのやりとりに違う描写がなされ、そのことが複層的な読みを可能にするのも面白い。

2018/12/01

ぶるこ

『愛人<ラ・マン>』を読んだのが二年前。影響されて実際にベトナム旅行へ行った。中国人街などは車から見るだけとなってしまったけど、連れ込み部屋のことや街の喧騒、作中のことを思い出しながら見て回った。そして今年『北の愛人』を読み、まるで違う印象を受けた。この作品の中で私はまた違う少女とベトナムを見つけた。私も生涯両方の作品の少女を愛し続けるだろうと思う。そのくらい素敵な作品。

2015/01/11

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