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ギフト (西のはての年代記 (1))

ギフト (西のはての年代記 (1))

ギフト (西のはての年代記 (1))

作家
アーシュラ・K・ル=グウィン
Ursula K. Le Guin
谷垣 暁美
出版社
河出書房新社
発売日
2006-06-21
ISBN
9784309204642
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ギフト (西のはての年代記 (1)) / 感想・レビュー

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Die-Go

追悼ル=グウィン。再読。様々な超常の力「ギフト」を持つ人々の生活する"高地"に、一人の"低地"出身の風来坊が訪れるところから物語は始まる。ギフトを発揮できずに劣等感を抱いていた少年は、ひょんなことからその力の過剰な顕現により、封印のために目を閉じられる。そして近隣の違う「ギフト」を持つ村の長の孫娘との政略結婚の話が持ちかけられ。。。「ギフト」の言葉の意味が深い。少年の葛藤と成長が描かれている点からも、読者の対象年齢は低め?この「西のはての年代記」は全3巻なので、まだあと2冊楽しめる?★★★★☆

2018/02/26

湖都

子供の頃のように、異世界に吸い込まれる思いをした物語だった。簡単な言葉ばかりなのに緻密で重みのある語り口にうっとりとし、最初の数十ページは世界に浸るために2度読んだ。ギフトという力を持つ高地の少年・オレックの成長物語と言ってしまえばそこまでなのだが、冒険活劇ではなく、染み入るような格言や泥臭い国同士の争いを絡めた静謐な物語はぜひ思春期を過ぎた大人に読んでもらいたい。双方向性のあり多様な意味を持たせられた「ギフト」に優しさを感じてもらいたい。

2019/06/08

はなひげ

ゲド戦記は老いていく物語でしたが、こちらはどうなのでしょう。少年の成長が頼もしくもあり、先が心配でもある。世界観の理解に手間取るかと身構えて読み始めましたが、つかみにくいのは最初だけでした。気づけばさっくり読み終わってしまって、物足りない気持ちがある。ル=グウィンさんに対する先入観がいけません(笑)続きが楽しみです。

2015/09/09

てんてん(^^)/

久しぶりのル・グィン。早く覚醒して上手く制御したい、けれど本当は受け継ぎたくない残忍な能力、それがカスプロのギフト。そんな重いものに翻弄され苛まれ結局目を封じるしかなかったオレックがとても痛々しくて辛かった。でも、結局目を封じることで違う力が研ぎ澄まされていく。衰え行く母と詩を読む日々、母が残していったいくつもの言葉。それらが、オレックにとっては本当のギフトだったのだ。 ただ、本当にカスプロのギフトは無かったのか?出来れば「もどし」の前向きの力を模索して欲しかった。 グライの見解はとても興味深かったので。

2010/11/03

ぱせり

目隠しして閉じこもる日々も、決して無駄な時間ではないのだろう。必要な時間だったのかも。見えないことで、ほかの感覚が研ぎ澄まされるのかもしれない・・・。開かせたい、と強く願っていた天分ではなくて、別の天分が人知れず、花開いていくこともあるのかもしれない。「ギフト」ってなんだろう。

2010/09/19

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