読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

美について

美について

美について

作家
ゼイディー・スミス
堀江里美
出版社
河出書房新社
発売日
2015-12-01
ISBN
9784309206912
amazonで購入する

美について / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ケイ

私は、絵画に興味が薄いというか、興味がある画家が限られている。特にレンブラントやフェルメールは、凄いとは思うがじっと観たい気が起きないのだ。後半のつまらなさは、私のその嗜好のためだ。そして、セクシャルな部分についての彼女の描き方は、いやでたまらなかった。思わず目を背けたくなるような不快感…。そして、物語全体としてもそういう終わり方をするかなあという疑問。この作家は私とは、まったく感覚のリズムが違うのだなと思う。イギリスでの評価は非常に高いようなのだけれど。

2017/02/11

margo

ゼイディー・スミスの本の中で一番読み易かった。身に覚えのある愚かさがいくつも書かれている。気まずい負の面を率直かつ思わず笑う表現比喩で書きながら、登場人物を完全に切り離してはいない。 ラップ好きの末っ子16歳リーヴァイと優等生の長女ゾラのやり取りに何度も笑った。

2016/07/07

バナナフィッシュ。

才能とはこういったもの。学生の身分で、版権争いが起ったのいうのも頷ける。イギリス人が好みそうな知的なワードでストーリーを引っ張る上に、それがまるで嫌みでもなく、ちょうどいい具合に色々なツボをついてくるのだ。早いところ、あざといまでに巧みなのだ。ぶ厚いのを見て嬉しくなるのってそんなない。ステーキか、ホットケーキぐらいなものだ。

2017/05/04

ハルマッチ・ハセ

初めて現代を生きる黒人の生の呼吸の存在に触れた気がする。 この作品は家族5人のそれぞれの生き方をあぶり出すような作品。大学が建ち並ぶ街で過ごすインテリ有色人種。末っ子のリーヴァイは緩い志のブラダーに見切りを付け、ハイチ出身の出稼ぎグループの生活向上のために奮闘する。しかし当事者にとっては生温くうっとおしく、利用できる部分は利用するが、勝手に自己満足に浸っている奴と同士になんか絶対なれないという意志がある。子供だからそれに気付かない。 知ることは出来ても決して彼等には近付けないんだ。彼等の魂には。

2018/09/07

timeturner

充実した旅行ツアーに参加した気分。変化に富んだ風景は美しく、ガイドは美術や音楽に造詣が深く、現地の人たちの考え方も理解しているので安心。その上大好きな本ゆかりの場所をあちこちで見られるなんて。ただ、若く情熱的なガイドがあまりにも張り切って何もかも見せようと歩き回るので、時には見た物聞いた物に圧倒されて疲れてしまい、そのへんのカフェでだらだらと息抜きしたいと思うこともあった。

2016/01/23

感想・レビューをもっと見る