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レズビアンである、ということ

レズビアンである、ということ

レズビアンである、ということ

作家
掛札悠子
出版社
河出書房新社
発売日
1992-05-01
ISBN
9784309241340
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レズビアンである、ということ / 感想・レビュー

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introduction

20年も前にカミングアウトするということは今よりも更に大変なことがいっぱいあったのだろう。まだまだ知らないことが沢山ある。知って、お互い相手の立場を尊重し、共生できるようになるまでには時間がかかるかもしれないけれど、知識をつける事でいつかできるようになれたらいいな。

2022/02/17

かす実

レズビアンとしてのアイデンティティとポルノのイメージの引き裂かれ、みたいなことが言われる時によく引かれる文献。結婚についての項などは知識として特に今とても参考になるし、女を愛する女というひとりの個人としての体感や葛藤が丁寧に綴られている項は共感とともに読んだ。30年前にこれだけ正しい発信と力強い宣言がなされていたことに勇気づけられる。一人ひとり固有の現実、固有のセクシュアリティを生きていることと、その上でレズビアンと名乗ること、社会において自分のセクシュアリティを肯定的に位置付けることの意味。

2022/06/26

Miki Shimizu

知り合いに貸してもらった。レズビアンだということは、女であるということと、同性が好きだということの両方で差別される立場にあると怒りを表明している、、、というイメージ。みんな一人ひとり違うっていうことは、当たり前なんだけど日本では見えにくいのかなー。同じだと思い込んでいて、ビックリすることもよくある。よく考えると違って当たり前なんだけど。みんなが他の人に対する想像力を持てる世の中になるといいなー。

2015/08/04

aftonpsalm

全体的には納得できる箇所が多かったのだが、「女」として育てられる事で、レズビアンである女性ふたりは、お互いに相手が何をしようとしているのか、何を感じているのか、何を必要としているのかを察知する能力を身につけているという記述に、個人的に少し引っかかった。それでは私のように空気の読めない女性は存在しない事になってしまうから。著者は否定していたが、結局は「女性性」に帰されてしまうのだろうか。まぁ20年以上前に書かれた本だから、というのもあるのだろうが。

2013/01/16

りら

気づいていないだけで今まであってきた人の中で同性愛の人がいたのかもしれない。異性愛であることを前提に話をするのではなくて相手が同性愛かもしれないということを頭に置こうと思った。

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