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無人島 1953-1968

無人島 1953-1968

無人島 1953-1968

作家
ジル・ドゥルーズ
前田英樹
出版社
河出書房新社
発売日
2003-08-26
ISBN
9784309242941
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無人島 1953-1968 / 感想・レビュー

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白義

高校生時代に一度読んでさっぱりだったが、今読むと初期ドゥルーズの入門として、彼を通した各哲学者を読みとく助けとして極めて分かりやすかった。特に初期で重要なのはベルクソン論、ベルクソンの拡張としてのドゥルーズだろう。ベルクソンは時計的、数量的な時間、生命観を否定し、充実した時間と退屈した時間等、様々な時間や経験固有のリズムと持続への思考に我々を切り開いた。それを、ありとあらゆる経験に全面的に拡張し、さらにそれを体感させるにふさわしい文体をうみだしたのが、ドゥルーズの差異の哲学だと言える

2013/11/03

Bartleby

小論「本能と制度」を。本能と制度はどちらも満足を得るための手段であるという点では共通していて、動物のようには本能的でない人間は、規範としての制度をいくつも作ることで欲求を満たしてきたとドゥルーズは説明する。シンプルな説明だけどそこから、その制度はどんな欲求を満たすためのものなのか、そもそも誰の欲求を満たすための制度なのかと、いろいろ考えることができて面白い。

2013/09/20

madofrapunzel

★★★★★ 「無人島」という短い論説はカッコよかった。ジャンイポリットの短い概説と、カント哲学論がよかった。とても大事な1冊だった。

2013/02/04

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