読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

ドゥルーズ 書簡とその他のテクスト

ドゥルーズ 書簡とその他のテクスト

ドゥルーズ 書簡とその他のテクスト

作家
ジル・ドゥルーズ
Gilles Deleuze
宇野 邦一
堀千晶
出版社
河出書房新社
発売日
2016-08-26
ISBN
9784309247694
amazonで購入する

ドゥルーズ 書簡とその他のテクスト / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

34

ドゥルーズはガタリとの出会い以降、おなじ語彙ではものを考えなくなった。深層と表面、潜在的なものの現勢化、こうした語彙に機械とアジャンスマンの語彙がとって変わる。対話と議論を嫌ったドゥルーズは、文通相手の書簡を保存しなかったらしい。よくぞあんな本が書かれたものだなとあらためておもう。笑ってしまうのはガタリと挑発的な司会者を交えての討論録。途中ドゥルーズは電話のために席を立つのだが、戻ってきてなにを話したのかを訊くと、ガタリは「あなたが言ったのとはまったく反対のこと」と。ドゥルーズ「まさにそれでいいんだ」。

2016/12/07

かんちゃん

ドゥルーズの書簡や、初期テクスト、他のテクストの序文等が納められている。書簡内で、ドゥルーズがたびたび、「自分について研究してくれるな」と書いており、代わりに「ある思想家が放った矢を、別のところに放つ」、そしてその矢が自分の元に差し出されることを、その再創造の過程を、論争と、発明と、創造の過程を、思想の中で実践していたことがわかる。「書誌の計画」と「ヒューム講義」はこれまでの著作の補完として、「マテシス」は、ドゥルーズへの「似非科学」としての批判に対する、彼自身の過去からの回答として読んだ。

2016/11/06

感想・レビューをもっと見る