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日本のフェミニズム

日本のフェミニズム

日本のフェミニズム

作家
北原みのり
出版社
河出書房新社
発売日
2017-12-20
ISBN
9784309248370
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日本のフェミニズム / 感想・レビュー

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とよぽん

2017年初版。まだ半年しかたっていない。ということで、最新の情報が盛り込まれている。編集者が明治19年(1886年)を日本のフェミニズムのはじまりとしたのは、日本で最初の女性団体「東京基督教婦人矯風会」が誕生した年だから。その後130年余りの日本のフェミニズムの歴史を振り返っている。いろいろな執筆者が書いたものを編集してあるので、切り口や視点は多様であるが、何か全体の統一感に欠けるような気がする。上野千鶴子さんを批判的に書いているのも気になった。

2018/05/15

suite

終わりの方は上野千鶴子批判で文章のスタイルにすっかり読み疲れた。そこに収束するのはどうなんだろう…誰が好きとか嫌いとか苦手とか全くないし、そこまで深く学んでいないからこそ、ケンカ腰の文章は読んでいてくたびれてしまう。なんというか、他人のケンカに巻き込まれて、当人同士でやってほしいという気分に…あまり内容に関係ない読後感が残った。実はその後ろの柚木さんの文章を楽しみに読み進めたのだが…キリスト教におけるシスターフッドのことはよく分からないが、女性同士の連帯はよく描いている作家さんだと思う。

2018/05/26

よよ

フェミニズムの歴史、性暴力、慰安婦問題などについて述べられていました。今ある当たり前が、今までの活動よって、得られたものであるということがよくわかりました。言葉によって実態を覆い隠そうとする構造が、現代でも続いていて虚しくなります。上野千鶴子氏に対する批判もあって、フェミニスト同士の分断を知りました。2000年代には、慰安婦問題からフェミニズムに対するバックラッシュがあり、フェミニズムの活動が停滞に追い込まれていたことを始めて知りました。慰安婦問題の根本には今までの女性に対する考えが横たわっていました。

2020/03/29

フェミニズムは女性だけのものなのだろうか。例えばこの本が届く男性はどれだけいるのだろう。フェミニズムが性差の分断を深めることは目指す場所を思えばあってはならないのだろうと思うが、本書を読んで怒りと祈りを“加害者”である一部男性達に向けないことは難しい。シスターフッドで繋がれる私たちのものから万人のものへ。フェミニストの行く道程は先達が示す通りあまりに長いが、長いからといって歩まない理由にもならないのだと改めて感じる一冊。

2018/03/11

JunTHR

栗原康監修の『日本のテロ』に続く、河出書房のムックシリーズ。監修である北原みのりの強い思いが乗ってはいるが、多くのライター・作家が参加しているため、全体的にはバランスの良いガイドブックとして、未知の分野への入り口としては有用か。自分には勉強になった。 とはいえ、例えばやはり上野千鶴子の名が巧妙に避けられながら、笙野頼子による上野千鶴子(と早稲田文学女性号)への批判がぶっこまれる。入門しようと読んだが、掴みきれないまま党派性のみ感じ取ってしまった。

2018/01/23

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