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うろんな客

うろんな客

うろんな客

作家
エドワード・ゴーリー
柴田元幸
出版社
河出書房新社
発売日
2000-11-28
ISBN
9784309264349
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うろんな客 / 感想・レビュー

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絵本。17年前に突如家にやってきたうろんな客がずっと居座っているという話。人間側はうろんな客に怪しみ、恐怖心を持っているからか絵はダークな感じで恐さを出しているけれど、うろんな客が可愛くて最後まで客のすることが楽しかったです。蓄音機のラッパを気に入ったのが1番好き。短歌調な日本語訳も良かったです。

2021/01/24

文庫フリーク@灯れ松明の火

【エドワード・ゴーリー誕生日読書会イベント】返却期限の都合でフライング感想UP。なんとも不思議なカギ鼻頭の生き物、妙に愛嬌感じる目。〇の目に・の置く位置が絶妙!以前、認知症高齢者の方のグループホーム勤務経験から、「夜ふければ 屋敷の中を 彷徨えど 頭の中は 白河夜船」「気に入りし 物をひそかに 運び去り~」など、誠に失礼ながら当時のエピソードを思い出していました。深夜に解説読んで声なき爆笑、なるほど納得(^^♪全て短歌形式にした本文も素敵ですが、解説の散文バージョンが好み。味あるイラスト、人気に納得です♪

2015/02/01

ちはや@灯れ松明の火

『うろんな客』呼ばれてないのにジャジャジャジャーン。『ベルは鳴れども人影皆無』ピンポンダッシュか。『珍奇な姿に一家仰天』しましまマフラーに白ズックって。『壁に鼻つけ直立不動』こっち見てんぞ。『喉も嗄れはて一家就寝』ほっといて寝よ寝よ。『パンに皿まで牛飲馬食』しれっと着席してるし。『居間の扉の交通妨害』踏んづけてやれ。『鉢を開けると突如出現』蓋閉めちゃえ。『風呂のタオルを一切隠蔽』後で返せ。『頭の中は白河夜船』ムーンウォークしてやがる。そんなこんなで17年、未だ居座るコイツもう客じゃないよ家族の一員だよ。

2016/10/15

KAZOO

この絵本は面白く何度も読み返してしまいました。絵が非常に不気味な感じですが、解説を読むと、ああなるほど、という感じです。各ページには英語と柴田さんのこれまた雰囲気に合った短文が楽しませてくれます。最後にはきちんとした訳もつけられていてサービス満点です。

2016/01/30

Vakira

「うろんな」ってこんな単語あるんだね。知らんかった。ひょうひょうとして、どこか憎めないが厄介な客。結局今でも居続けるところは昔読んだつげ義春の漫画を思い出した。この話はブラックだが笑える。(^o^)

2015/02/05

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