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その咲きにあるもの

その咲きにあるもの

その咲きにあるもの

作家
宮下マキ
出版社
河出書房新社
発売日
2009-10-02
ISBN
9784309271354
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その咲きにあるもの / 感想・レビュー

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ぽんくまそ

「私の乳房を撮ってください。」写真による、乳がんに冒された女「洋子」の精神的な死と再生の記録である。乳房を失ったあとの笑顔が無くなった写真はつらい。そこから、幼い息子たちからの励ましを含む家族の協力と乳房再建術で、泣き、笑うことができるようになっていく。依頼されてから撮り続けた写真家自身の意識の変化の告白「私は私であるまえに、女であり人間 それを教えてくれたのは洋子」にも打たれた。「自分が自分である前の何か」など考えたこともなかった。

2015/09/21

ウメ

乳房が女性の象徴であることを嫌が応でも感じさせる。乳ガンの女性の術前、術後を追った写真集。乳房がなくてもあなたはあなたという肯定感と、あるべき乳房がそこにないという喪失感とが、何とも複雑な気持ちにさせる。

2010/04/29

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