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チロ愛死

チロ愛死

チロ愛死

作家
荒木経惟
出版社
河出書房新社
発売日
2010-09-18
ISBN
9784309272122
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チロ愛死 / 感想・レビュー

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masa@レビューお休み中

村山由佳さんの帯に惹かれて読んでしまった。アラーキーの写真は苦手なのに、最後まで本を閉じることができなかった…。卑怯だ。卑怯だよ。途中で最後に何が撮られているのがわかっているにも関わらず、続きを追ってしまう。そんな読者の心理をわかっていて撮っているようにすら思えてしまった。愛猫のチロの晩年の様子をひたすらドキュメンタリーのように撮った写真集。これを見て、恐ろしいと思ったのは…。写真家というものは、どんな状況でもファインダーを覗いた世界ではしか表現ができないということだった。ある意味不器用なのかもしれない。

2017/03/05

真澄

図書館内で読了。写真家アラーキー2作品目。ベランダ?で散らばったオモチャとチロがいる写真といない写真の対比が物悲しさを感じさせる。先に亡くなっている奥様の陽子さんの写真もあり、愛する者たちを亡くした荒木氏の哀しさをひしひしと感じられる。生(性)と死の対比がなんとも。

2014/11/29

澤水月

目の光。尖った背骨。猫を飼うものならば分かる…迫る「その時」。愛しのチロから20年の2010年までまさか…全うしたと今知りすぐ見る。刺さりすぎて涙も…毒々しい花は明らかに性器、美しさより生々しさの女性裸体とともに虹の橋を渡りつつあるチロと強烈に対比する。無関係ではなく、花、女体の形や破れポスターまでチロの体位に対応…「その日」は日付なし。恐らく最後に目を合わせた日付はありチロは天才Aのモデルと愛人を全うしたのだ(陽子さんの時もあった空描写、一月後の物はチロで覆われている)。そして妻より先の姿まで!(続

2015/08/14

keroppi

愛猫チロへの愛と別れの哀しみ。2009年12月5日から2010年5月5月までの映画のようなドキュメント。写真集で泣けるなんて。

2017/09/03

Gummo

22年間共に生きた愛猫の最期の3カ月の姿を撮影した写真集。嗚呼、これはアカンやつや。あまりに痛々しくて悲しすぎる。生気溢れる写真との対比がいっそう涙を誘う。チロが亡くなった後に続く空の写真。アラーキー氏が陽子夫人の亡くなった後にも空の写真ばかり撮っていたことを思い出す。愛する者を失った氏の悲しみはいかばかりであったろうか。切ない。

2013/11/17

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