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石井好子のヨーロッパ家庭料理

石井好子のヨーロッパ家庭料理

石井好子のヨーロッパ家庭料理

作家
石井好子
出版社
河出書房新社
発売日
2012-08-17
ISBN
9784309273471
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石井好子のヨーロッパ家庭料理 / 感想・レビュー

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野のこ

堀井さんのエッセイで「私の教科書」と書かれていて気になって借りました。40年前くらいに発行された復刻版。友人や知人との何気ないおしゃべり、素敵な住まいの様子に華やかな食卓と心踊るような一冊。石井さんの文章は小粋で魅力的、食事の写真も楽しそうな光景に顔を近づけてきっと素敵な時間だったんだろうなぁと想像が膨らみました。私もスピードクッキングのエピソードがお気に入り。ただ戦後をまだ引きずった現実もあり私はすっかりドイツが西と東に分かれていたことを忘れていたのが自分自身でショックでした。

2017/04/09

Ribes triste

石井好子さんがヨーロッパのご家庭を訪問して家庭料理をご馳走になりレシピを学ぶ。石井さんのエッセイと料理レシピの両方が楽しめる、食いしんぼうにはたまらない本です。子どもの頃に読み、大人になったらこの本を入手して料理を作って食べたいと思っていました。絶版で野望が潰えたと思っていたら、復刊してくれて本当に嬉しい。

2023/02/18

アカツキ

再読。ヨーロッパ各国の家庭を訪ねてその国や家庭でよく食べられている家庭料理を作ってもらってレシピを紹介する本。どの家庭も気合が入っていて華やかな食卓風景が美しい。その家庭を訪ねた時のエピソードがそれぞれ楽しくイキイキとした描写に、自分もスタッフの一人としてその場にいるような気分になれる。料理的にはイタリアが一番好みかな。

2022/04/18

きりぱい

ヨーロッパの家庭を訪ねるエッセイでもあり、その家庭料理のレシピ集でもあり、写真も豊富と著者の著書の中でもお得感のある一冊。この間タッパーで振るだけのタルト生地を今時の時短だなあと思いながら作ったけれど、この中でもうパリの主婦が瓶で振って作っていた!なしとバナナのタルト、フィリングは生クリームと砂糖をかけるだけ。なんて簡単なんだ!ああ、丸ごと鴨のロースト、子どもがはしゃぐトプフェンパラチンケン、雪卵のレシピもある。作る作らないは別にして、喉をごくりと各地の家庭の暮らしまで想像して楽しい。

2014/04/25

aosora

生きていたら100歳の著者だから、年齢的におばあちゃんやひいバァちゃんの年代の方が、ヨーロッパで歌手として活躍していた事にも驚きだが、先々で好きな料理に関してあれこれ知識を吸収した貪欲さにも、これまた脱帽。なんと、“しっかりした”お料理を召し上がっていた事か。沢山の具材がじっくり旨味を出した料理は、そりゃ美味しい筈。時代の変化だからしょうがないとは言え、今は手軽さばかりが必要とされ、虚しさを感じてしまうのです。便利さばかりにとらわれず、土鍋でコトコトじっくり美味しいご飯を作りたいと思いました。

2022/10/09

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