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江戸へおかえりなさいませ

江戸へおかえりなさいませ

江戸へおかえりなさいませ

作家
杉浦日向子
出版社
河出書房新社
発売日
2016-05-23
ISBN
9784309277226
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江戸へおかえりなさいませ / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。江戸の粋な生活を体現しているような杉浦さんの姿が浮かび上がりました。江戸に関する様々な語り、贅沢な日の過ごし方。今の時代にはない豊かさを感じます。今やスマホ世代が続出し、せわしない日常がはびこっている時代。そんな世相を見たらどう思うかが気になりました。

2017/04/12

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

杉浦日向子さんのエッセイ集。江戸に関する本の書評なども。夏の休日、朝からビール二度寝して、風呂。濡れた髪のままでトマトにかぶりつきまたビール。塩むすびをこしらえて、丸ままきゅうりに味噌つけて。ゴロゴロ読書して、夕暮れ冷奴と丸干しでまたビール。焼きおにぎりはきっと昼の塩むすびの残りだ。そんな日向子さんの休日、夏になったら実践してみたい。

2017/02/27

けやき

なんだかいいね。自分も「蓮根穴ウマ」な人生を歩みたいなぁ~。江戸時代を封建的な暗い時代とも理想的なユートピアともしない杉浦さんの等身大の江戸時代が好きだなぁ~。

2016/06/28

ドナルド@灯れ松明の火

杉浦さんの新刊。新刊と言ってももちろん内容は亡くなる前のエッセイなのだが。久しぶりに杉浦さん江戸ワールドにどっぷり浸った。読み終わるのが惜しい。浮世絵は実物を見るべきであるとの記述に触発され原宿の太田記念美術館に行ってみた。企画展怖い浮世絵を拝観。確かに実物の浮世絵の色彩には感嘆した。杉浦さんの好きな安治の作品も1点あり安治のタッチを確かめることができた。お薦め

2016/08/24

織町

“しっかりやりすごせ。けっして頑張るな。人から褒められる自分ではなく、自分を褒めたい自分になれ。自分の頭で考え、自分自身から行動しよう。そして、自分以外の人を守れる位のたくましさとゆとりがほしい。”彼女は知っている。足りているということを。多くを持たぬ、寝転がれるくらいの畳、そこに蕎麦と酒があればちうくらいの幸せをしみじみと感じる心の豊かな人だったのだろう。江戸に生きた人々のように。便利さと豊かさは違う。彼女の文章に触れるとちぢこまっていた体がのびのびとなる。私はとっても彼女が好きだ。足る、を知ろう。

2016/08/09

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