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怨歌劇場

怨歌劇場

怨歌劇場

作家
野坂昭如
滝田ゆう
出版社
河出書房新社
発売日
2016-05-19
ISBN
9784309277233
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怨歌劇場 / 感想・レビュー

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剛腕伝説

野坂昭如と滝田ゆうのコラボ作品。 野坂の小説はインキン、田虫、疥癬、吐血、脱糞と、とにかく汚い。とにかく汚くて猥雑。 そんな話が滝田ゆうの画と組み合わさると、不思議なペーソスが生まれる。 野坂の前書きに『滝田ゆうは飄々と流れている』とあるが、言い得て妙である。

2024/03/09

駄目男

滝田ゆうさんの漫画本を読むのはこれで三冊目だが、今回は野坂昭如の文に対して絵を描いているようだ。本来、この人のノスタルジックな物思いに対し好感を持っているのだが、今回は野坂作品とあって、やや、エロチックなものが多い。これまで一度も、野坂文学を読んだことはないが、彼はテレビに露出することが多く、いつしか個人的にはあまり好きなタイプではなくなった。だからという訳ではないが、これといって印象に残る作品はない。

2021/12/23

でろり~ん

そうですか、こういう本もあったんですね。野坂昭如と滝田ゆうという組み合わせに、ちと違和感を感じたりしたのですが、なんと2歳しか違わない。ほえ~、そだったんですねえ。12編のうち2編しか既読作品は無く、残りの10編はとても面白く、そこはかとなく悲しく、どうしようもなく無為感に苛まれるものでしたが、既読の方は、何だか妙編が惜しい感想でした。二人とも、もうとっくにいなくなってしまったけれど、こうして作品を残してくれてアリガトさんです。戦中派、焼け跡世代。そんなに遠い過去ではないですけれどね。犬はバンバンとなく。

2018/02/17

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