怨歌劇場
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剛腕伝説
野坂昭如と滝田ゆうのコラボ作品。 野坂の小説はインキン、田虫、疥癬、吐血、脱糞と、とにかく汚い。とにかく汚くて猥雑。 そんな話が滝田ゆうの画と組み合わさると、不思議なペーソスが生まれる。 野坂の前書きに『滝田ゆうは飄々と流れている』とあるが、言い得て妙である。
2024/03/09
駄目男
滝田ゆうさんの漫画本を読むのはこれで三冊目だが、今回は野坂昭如の文に対して絵を描いているようだ。本来、この人のノスタルジックな物思いに対し好感を持っているのだが、今回は野坂作品とあって、やや、エロチックなものが多い。これまで一度も、野坂文学を読んだことはないが、彼はテレビに露出することが多く、いつしか個人的にはあまり好きなタイプではなくなった。だからという訳ではないが、これといって印象に残る作品はない。
2021/12/23
でろり~ん
そうですか、こういう本もあったんですね。野坂昭如と滝田ゆうという組み合わせに、ちと違和感を感じたりしたのですが、なんと2歳しか違わない。ほえ~、そだったんですねえ。12編のうち2編しか既読作品は無く、残りの10編はとても面白く、そこはかとなく悲しく、どうしようもなく無為感に苛まれるものでしたが、既読の方は、何だか妙編が惜しい感想でした。二人とも、もうとっくにいなくなってしまったけれど、こうして作品を残してくれてアリガトさんです。戦中派、焼け跡世代。そんなに遠い過去ではないですけれどね。犬はバンバンとなく。
2018/02/17
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- 出版社
- 左右社
- 発売日
- 2019-11-01
- ISBN
- 9784865282511