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総特集 水野英子 ー自作を語るー

総特集 水野英子 ー自作を語るー

総特集 水野英子 ー自作を語るー

作家
水野英子
出版社
河出書房新社
発売日
2022-01-22
ISBN
9784309291819
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総特集 水野英子 ー自作を語るー / 感想・レビュー

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bura

水野英子92歳。デビュー作から上京してトキワ荘のU.マイア時代、そして「銀の花びら」連載開始、70年代の名作「ファイヤー!」、後期のバレエ、オペラ、アートの時代まで全7章で構成されている。貴重な資料となる一冊。それにしてもデビュー当時のイキイキとした線やキャラクターは手塚治虫を彷彿させる。天才少女の出現だったのだろう。 復元した「トキワ荘マンガミュージアム」の自室に座るその姿を見る事ができて、とても嬉しい。

2022/08/16

キイロイネコ

図書館本、 読書メーターで、読友さんの読読友さんの読んでいるの本を眺めていたら、遠い昔、好きだった水野英子さんの本があった。 水野英子さんのマンガは、ストーリーがロマンチックでドラマチックで、絵が可愛くて好きだった。 この本読むと別マとかリボン(雑誌名)を買って読んでいたのか記憶にはない。 大人になって水野英子さんの作品、セシリア、ステキなコーラは、映画がもとになっているのね。水野英子さんのマンガを好きだった時期が10才未満だったのが不思議。 それにしても読書メーターのおかげでこの本に出会えて感謝

2022/10/09

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

少女漫画でバレエがモチーフとして取り上げられることが多いのは、ひとえにボリショイバレエ団の来日のおかげのよう。雪崩れ込んでくる異国の文化にインスパイアされた作家たちが、持てる知識と技術を総動員して紙の上にその世界を再現する。高度成長期に雑誌がバンバン売れまくって、活躍の場に不足がなかったことも漫画にとっては幸運だったのだなあ。いや、もう線の美しさにはため息しか出ませんで。

2023/03/04

psy

とても面白かったです。読み応え山程あり。とても力作で大一級資料なのでは。今、これだけ纏めておけて、本当に良かったと思います。トキワ荘、行ってみようかなあという気になります。エーデルワイス、学年誌の付録で何回も読みました。テオはワーグナー研究してたと思いますが、水野さんはオペラに造詣が深いのですね。テオは確か、小鳥の巣のテオの名の由来だったような気も。エーデルワイスもっかい読みたいです。その他の作品も読んでみたいのが沢山です。

2022/08/01

paxomnibus

萩尾も竹宮も著書で尊敬の念を露わにしている水野英子。彼女達が台頭した頃はすでに大御所で、「幻魔大戦」等と共にコミックスも出ていた。少年マンガの巻末にポツンとそこだけ少女マンガが紹介されているのが不思議だったが、本書を読んで当時それだけの実力、実績がすでにあったという事を知る。現在に至る少女マンガの礎を築いたのがまさに水野だったのだ。本人にそんな自覚がなかった事とその画力・画風がきちんと評価される時代でもなかったため、トキワ荘の紅一点以外あまり語られて来なかったのが惜しまれる。マンガ史にその名を深く刻むべき

2022/05/07

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