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橋の上で

橋の上で

橋の上で

作家
湯本香樹実
酒井駒子
出版社
河出書房新社
発売日
2022-09-14
ISBN
9784309292083
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ジャンル

橋の上で / 感想・レビュー

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starbro

表紙絵に魅かれて読みました。酒井 駒子、2作目です。 いのちについて考えさせられる物語、自殺を思いとどまらせる力のある大人絵本でした。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309292083/

2022/09/15

やすらぎ🍀

見たことあるかい。私たちの生まれた大地のずっと下、少年が刻んできた今までもこれからも、誰にも知られずに少しずつ静かに満たされていく湖を。その滴の奏では耳をぎゅうっとふさぐと響いてくるんだ。たった今湧き出ただろう。聴こえたかい。あの日の出逢いを今もふと思い出す。誰もいなくなってしまった橋の上で、耳をどんなに強くふさいでも聴こえない夜もくる。でもそれは誰にでもあるし、どんなに長い夜も過ぎ去れば、きっと聴こえてくる時が来るから。今朝も湖の畔で水面を探してる。波紋が重なる偶然が大切だってあの人は教えてくれたから。

2022/12/17

breguet4194q

NHKで紹介されてたので一読しました。何かに行き詰まった時、一旦冷静に我に返ることの大切さが、身に染みます。絵本ならではの良さが存分に出てると思いました。

2022/12/21

けんとまん1007

生きること。生きていること。それを、実感するのは、どんな時だろう・・・。ふと、想い出すことがある。遥か彼方の頃のことだったりする。今だからこそ、そう思えることもある。時間の経過とともに、自分自身の中で育まれる感情でもある。「あぁ、あの時のあの一言、あの光景が、そうなんだ。」こんな風に、日々を過ごしていけることのありがたさ。

2022/11/28

☆よいこ

絵本。「ほんとは考えてた。いまここから川にとびこんだら、どうなるだろうって。」橋の上でひとり佇む少年。古いセーターを着たおじさんが話しかけてきた。「みずうみを見たことある?」なんの話?もちろん、きみの話さ▽孤独の話。ときどき耳をふさいで、地底の水の音を聞く。かすかなひらめき、わきだす水、ちいさな波紋、あの時川に飛び込んでいたら出会えなかった人たち。▽良本、2022年刊

2023/02/13

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