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日本怪談集 下 (河出文庫 126H)

日本怪談集 下 (河出文庫 126H)

日本怪談集 下 (河出文庫 126H)

作家
種村季弘
出版社
河出書房新社
発売日
1989-08-01
ISBN
9784309402451
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日本怪談集 下 (河出文庫 126H) / 感想・レビュー

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うえぴー

去年からゆっくりと読み進めて、ようやく読了。ジャンルごとに複数の収録作があり、執筆陣も小松左京、内田百閒、岡本綺堂、柴田錬三郎、三島由紀夫、芥川龍之介など豪華。冒頭に置かれた森銑三の「猫が物いふ話」は3ページの掌編なれど愛しい。また拾い物は橘外男の「蒲団」。語り口が好み。掉尾の折口信夫の「生き口を問ふ女」が未完なのもゾッとする。

2016/06/26

eirianda

久生十蘭の『予言』と小松左京の『くだんのはは』は読んでいたけど、他のは初めて。怪談と言っても、昔の作家も20世紀になると心底霊を信じていないのだろうなぁ、と思える登場人物の語りがあちこちに見受けられ、苦笑。吉田健一の『幽霊』初めて見た幽霊の女を生き返らそうと霊だらけの墓場に通う、淡々とした実験のような心情描写、今でも十分面白い(句読点ないけど)。折口信夫のも関西人には読みやすかったけど、そうでないとしんどいやろなぁ。西成の人って知らなかった。

2016/01/21

豆茶

岡本綺堂「蟹」、橘外男「蒲団」、藤本義一「足」……やはり、理不尽な祟り話や因縁話は、凄味があって恐ろしい。吉田健一「幽霊」……上巻の「化けもの屋敷」もそうですが、この人の怪談は、癒されるので好きだ(パンダに興味津々の幽霊って)。三島由紀夫「仲間」は、出来れば漫画化したのを読んでみたい(萩尾望都さんとか高橋葉介さんの絵で、どうでしょう)。

2016/02/18

blau_m

猫がものいふ話、蒲団、予言、幽霊(吉田健一)がよい。

2010/04/04

fuchsia

夏なので色々怪談集読んでますが、昔の日本物の場合、怖さと悲しさがセットになってるのが多いですね。最近のは純粋に怖さ(奇妙さ)ですけど。森せんぞうが耳嚢っぽくて杉浦日向子の百物語思い出す。

2010/08/15

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