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サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

作家
俵万智
出版社
河出書房新社
発売日
1989-10-01
ISBN
9784309402499
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サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection) / 感想・レビュー

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absinthe

時々、なるほど~。時々、クスリ。時々、驚き。時々、笑い。短い記述で大きな世界をサクッと切り取って見せる。魔術的手法。数学の公式よろしく、見かけは簡単だが背後に大きな背景がひろがる。素晴らしき短歌の世界。

2020/01/04

masa@レビューお休み中

デビュー短歌集にして、200万部を超えるベストセラーとなった『サラダ記念日』。そんな有名な作品にも関わらず、今まで読んだことがなかったのです。はじめ、淡々とした歌が多いのですが、ページを繰るにつれて、徐々に万智さん独特の日常歌、恋愛歌が出始めてくるんですよね。すると、途端に熱を帯びたように言葉が生き生きと動き始めるのです。何気ない日常も、流行りのことも、恋の切なさも、すべてが31文字の短歌の中でキラキラと存在しています。短歌への情熱、そして言葉に対する探究心の熱量の大きさからくるのではないかと思うのです。

2014/04/28

へくとぱすかる

長~いインターバルののちの再読。爆発的ブームからほぼひと世代が過ぎた今から見ると、この内容なのに、文語をまじえた作品が、いささか古めかしくも感じる。とはいえ、短歌の世界を、ドロドロからサラサラに変えた功績はすごかったんだろうなぁ。自分的には、前回読んだときから、タイトル作品を除いて、ただひとつ記憶にのこったのが、「万智ちゃんを」で始まる歌。あれはよかった。

2017/04/08

テディ

若い時にこれを読んだ時には短歌の良さが伝わらなかった。コピーライターのような女性が大人びた詩を並べたような印象で心に届かなかったのである。年齢を重ねた現在、この現代風にアレンジされた日常世界。この素晴らしさは、成熟した大人にならないと分からない。ただし決して大上段に構えた冷たさや侮るところはない。我々と等身大であり実に優しい。僅か31文字で何と奥行きの深い世界を描けているのか。心のときめき、葛藤、寂しさ、時間の経過。実に良く描けている。そして一つ一つが季節、テーマ、時間軸ごとの主題に分けて連続性もある!

2020/05/16

おいしゃん

あまりに有名すぎて、そして短歌の敷居が高く、敬遠していたのだが、実に面白かった。俵万智さんのすごいところは、日常にありふれたものに焦点を当て、共感を得ているところと、形を崩さず極力31字に収めているところでは、と個人的に思う。「会うまでの 時間たっぷり浴びたくて 各駅停車で新宿に行く」など秀逸。待ちきれない想いと反面に、それを時間をかけて味わおうとする姿勢を描くセンスが良い。これが「舟を漕ぎつつ」とか言われても全くピンとこないが、新宿行きの電車であることが、我々の感度をグッと引き寄せている。

2015/06/24

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