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曾根崎心中: 現代語訳 (河出文庫 古 1-12)

曾根崎心中: 現代語訳 (河出文庫 古 1-12)

曾根崎心中: 現代語訳 (河出文庫 古 1-12)

作家
近松門左衛門
高野 正巳
出版社
河出書房新社
発売日
2008-01-05
ISBN
9784309408866
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曾根崎心中: 現代語訳 (河出文庫 古 1-12) / 感想・レビュー

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獺祭魚の食客@鯨鯢

 江戸時代もお上の取り締まりが厳しく、実名が憚られるため人形浄瑠璃として物語(フィクション)化されました。当時も見るものは事件を想起しつつ感情移入し、その悲劇を悼んだのでしょう。 真実は「藪の中」かもしれませんがそれが憶測を呼び波紋を広げます。 「コンフィデンスマン」の出演者の相次ぐ死が今後どうなっていくのか気になります。

スプーン

(「曾根崎心中」レビュー)大阪が舞台の心中物。当時の考えで「心中して救われる」というのがおそらくあり、その為肯定的に描かれています。これは人形浄瑠璃も観なくては。

2020/10/12

記憶喪失した男

近松門左衛門の文章は悪文で読みづらくて、物語のあらすじがわかりにくく、この現代語訳でもあまり楽しめない。「曽根崎心中」や「女殺油地獄」は今では平凡な話だろうが、読んでいて読みにくいので誤読してしまい、自分の誤読に感動した。「国性爺合戦」は、仁義礼智信が武人の装飾語に出てきたり、村雨(むらさめ)という単語が出てくることから、「八犬伝」の馬琴は読んでいたと思われる。さらに、ドラクエ7のシナリオの元ネタの可能性まである。江戸文学が現代日本に伝わっているのか疑問でネタバレしたくなる。

2019/11/30

mak2014

『曾根崎心中』『冥途の飛脚』『堀川波鼓』『心中天の網島』『女殺油地獄』『国性爺合戦』の6篇の現代語訳。文楽・歌舞伎・映画のいずれかで馴染んだ作品だが、近松ってこんなにスピーディなのかと思うくらいテンポよく話が進み、歴史ロマンの『国性爺合戦』を除き、心中、殺人、仇討ちという悲劇的なクライマックスに突き進んでいく。古文のリズムを生かした現代語訳で思う存分近松を堪能。まったく解説がないのが難点。機会があれば映画『近松物語』の原作『大経師昔暦』の現代語訳も読んでみたい。

2016/12/20

きのたん

なんだか、知らない国の道徳の教科書みたい。

2018/10/23

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