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後悔と自責の哲学 (河出文庫 な 24-1)

後悔と自責の哲学 (河出文庫 な 24-1)

後悔と自責の哲学 (河出文庫 な 24-1)

作家
中島義道
出版社
河出書房新社
発売日
2009-05-30
ISBN
9784309409597
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後悔と自責の哲学 (河出文庫 な 24-1) / 感想・レビュー

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テトラ

なんだろう、読み終えると圧倒的な切なさに襲われる。著者の経歴を知って読んだからかもしれないけれど、哲学を志すことの甘美と悲哀とはまさに本著に記された通りであろうと思う。後悔と自責。それらを避けて生きることなどできないならば、見ないふりをして押し殺すのではなく徹底的に見つめて向き合おうとする心を持ち続けたい。

2015/10/18

ichiro-k

「悔いのない人生を送る」などと耳にする度に、居心地の悪い思いをしていた。そういう人間が現在まで「後悔・自責の念」に囚われずに生きてきたとは思えないし、将来、それを感じずに生きていくことができるとは思えない。そんなことを口にする人間を心の中で「軽い奴だ」と思いつつ我慢している。

2010/06/22

hiyu

冒頭の後悔への扱い方は非常に同意できる。運命にこだわりやすい自分には非常に耳の痛さを感じたところもあった。ピント外れなのだろうが、後悔と自己愛の関連性はどうなのだろうかと思いながら終える。こういう解説は非常に好き。

2017/09/04

白義

後悔と自責、一般にネガティブなものとして排斥されるその二つの持つ意味を限界まで問うことにこの本は費やされている。そのことによってこの本は結果的に、過去を起点に時間を捉える中島義道の分析哲学的側面と、カントに影響された倫理学側面、そしていつものネガティブエッセイが交錯する、中島義道入門にうってつけの一冊になっている。エッセイスト中島義道と哲学者中島義道、両方を好む人に特にオススメ

2011/12/15

ソラヲ

「後悔」という心理の分析を通して、「因果」や「偶然」についてひたすら考えさせられる一冊。運命とは後悔に対する慰めなのだ。一見相反する、答えがないことを知りながら問いを発し続ける「後悔」とニーチェの「能動的ニヒリズム(全てが偶然であることをそのまま認める態度)」が、「過去に起こってしまった出来事は取り返しがつかない・認めるほかない」という一点で繋がっている、という見方は衝撃的だった。それにしても、中島さんの「幸福よりも真理を優先せよ」という一切の欺瞞を許さない哲学者としての姿勢にはただただ畏敬の念を覚える。

2014/11/27

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