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小松左京セレクション 2: 未来 (河出文庫)

小松左京セレクション 2: 未来 (河出文庫)

小松左京セレクション 2: 未来 (河出文庫)

作家
小松左京
東浩紀
出版社
河出書房新社
発売日
2012-03-03
ISBN
9784309411378
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小松左京セレクション 2: 未来 (河出文庫) / 感想・レビュー

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イプシロン

知の巨人、小松左京の偉大さにただただ驚愕した。この世界の本質は「空」であるという仏教の思想を根底とし、かつ日本と日本人に足りないものを見事なまでに的確に言い当てているからだ。足りないものは、哲学。きちんと言うならば、カントやハイデガーといったレベルの認識・存在論的な思考の欠如である、と。それはまた、日本が国際社会で没落した原因でもある、と。自己認識・自己存在を自覚し意識化できない民族性ゆえにである、と。換言するなら比較文化論をおざなりにしてきたという山本七平の鳴らした警鐘と小松の意見は一致しているのだ。

2019/10/06

Tadashi_N

現代と確実につながっている未来。地球環境の問題放置が悲劇を生む。

2020/04/18

overture

このセレクションでは、評価の高い短編「神への長い道」や『虚無回廊』からの抜粋などに加え文明論や回想録なども収録されており、読み進めるほどに小松左京の人物像が立体的に見えてくるものになっている。後半の東京オリンピックや大阪万博をめぐる回想録(抜粋)は、その世代ではない自分にはイマイチ分からなかった当時の社会の状況や空気がクリアに示されていて特に興味深く読むことができた。収録されているのは小松が梅棹忠夫らと研究会をしているところまでだが、実際に万博の仕事に携わるところまで全編読んでみたくなった。

2016/02/02

仮ッ子

人間とは人類とはもうどうしようもない存在である。地球をわが物のように食いつぶすだけの存在…けれど人間を愛してやまない、未来を夢見ることをあきらめない、作者のまなざしを感じた。「神への長い道」「人類裁判」。さて、人類はずっと先の未来、私の知ることの出来ないほどのはるかな未来にはどうなっているのか…

2015/02/01

山田喜三郎

『人類裁判』がすごい!馬鹿で狂暴な人類が銀河の先進種族たちから裁判にかけられ、証人として喚ばれた地球の種がみな人類の暴虐を述べ立てる中、最も古い種であり唯一まったく罪を犯していない、名もない嫌気性バクテリアが弁護してくれる。その陳述が泣ける。

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