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鬼の詩/生きいそぎの記 ---藤本義一傑作選 (河出文庫)

鬼の詩/生きいそぎの記 ---藤本義一傑作選 (河出文庫)

鬼の詩/生きいそぎの記 ---藤本義一傑作選 (河出文庫)

作家
藤本義一
出版社
河出書房新社
発売日
2013-04-05
ISBN
9784309412160
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鬼の詩/生きいそぎの記 ---藤本義一傑作選 (河出文庫) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

第71回(1974年)直木賞。 桂馬喬という大阪芸人の生き様を 活写した作品である。芸に生きる馬喬の 執念が凄まじい …几帳面さと 異常さが交錯し、 芸に打ち込む馬喬の人生 …大阪の芸人の情念が 哀しさが しっかりと描き込まれている、そんな作品だった。

2017/09/22

harass

著者の傑作短篇集。正直この一冊だけでこの作家は十分かと。直木賞受賞作『鬼の詩』は実在の幕末の落語家をモデルにした小説。映画化されていて偶然に深夜番組で見ていたのを思い出した。芸の道を突き進めて実際に堕ちていきギリギリの生き様を見世物にする。ほかに底辺の上方芸人の小説が二編。川島雄三監督との仕事と付き合いを描く『生きいそぎの記』はこの鬼才を語る上で重要な作品で、文庫で読めるのは素晴らしい。進行性筋萎縮の難病を持っていて酒と女と芸術に打ち込んだ売れっ子の映画監督の言動をまとめている。ぜひおすすめの本。

2014/10/17

メデスキ

名前を冠した賞が出来るとのころで、再読。『鬼の詩』は文学とは思えないが、エンタメ感を満載した迫力な狂気が凄いよね。他の短編もそうだが、底辺描くのにブレがねえ。

みんさね 

川島監督とのやりとりは、才能の対決、緊張すら感じました。そして、面白かった。もっと筆者の著作、探してみます。

2013/05/02

oknkareha

第71回。芸の世界に生きる人たちを面白おかしく、また鬼気迫る勢いで描写している。一貫して、登場人物たちの姿勢からは、なんとしても生きていこうという強い生への意志を感じる。それは、ただ何となく生を送るだけでなく、自らの生を芸術として残そうとする試みである。九鬼周作が『「いき」の構造』の中で語った「意地気」とは、まさにこういった姿勢であり、「鬼」という人間離れした姿になろうと、ただひたすらに自分の生き方を貫徹しようとする姿なのであろう。

2014/04/06

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