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すいか 1 (河出文庫)

すいか 1 (河出文庫)

すいか 1 (河出文庫)

作家
木皿泉
出版社
河出書房新社
発売日
2013-08-06
ISBN
9784309412375
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すいか 1 (河出文庫) / 感想・レビュー

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chantal(シャンタール)

レトロな食事付き木造アパートの大家、ゆかと住人の夏子、絆、基子。年齢も職業もバラバラの四人の日常を描くドラマの台本。三億横領して逃げている基子の同僚の馬場ちゃんや母、夏子を慕ってやってくる40代男性の間々田、その間々田の娘の元カレで絆に恋した響一。みんな良い味出してて、ドラマは見ていなかったので、誰がそれぞれの役を演じたのかなあと、想像しながら読むのが楽しかった。一人は気楽だけど、たまにはこんな共同生活もいいかも、と思ってしまう。

2021/07/06

ミエル

先日ドラマを初見、世界観の余韻に浸りたくて購入。台本形式なので、一つ一つのセリフが重要に意味深にも見えるし、やたらと印象的。読み慣れていない形式に馴染むまでちょっと時間がかかったけれど、こんなメリットがあるとは思いもしなかった(笑) 本音を言えば町の情景が表現できないから残念ではあるんだけれど。三軒茶屋の懐かしい描写が読みたかった。とか言いながら2巻へ。

2016/09/16

アマニョッキ

ドラマが本当に好きだった。キャスト完璧すぎてほぼ全員覚えている。ハピネス三茶の間取りまで覚えている。でもなにより一番覚えているのは、当時まだ彼氏だった旦那と「すいか面白いよね」と語り合っていたこと。そういうことを覚えていられるドラマって、本当の意味で人の心に残っていると思う。ゆかがエンドレスにアイスの当たり引くシーンがめっちゃ好き。このときの市川実日子のかわいさったら。

2019/05/24

とも

★★★★ドラマシナリオ。初めシナリオ形式に慣れずに戸惑うものの、個性豊かな登場人物に惹かれる。後半の不穏さが下巻でどのように展開していくのかが楽しみ。

2014/05/09

みつ

2003年放映のTVドラマのシナリオ(の前半)。題名通りかったるそうな夏の空気の中で読むべき本とは思うが、去年の夏図書館で予約しようとしたら26人待ち。今回はあっさり借りられた。「ハピネス三茶」という小さな古いアパート(賄い付き)に住む、信用金庫職員の基子、双子の片割れをなくした売れない「エロ」漫画家の絆。大学教授の夏子、学生の家主ゆか、さらには基子の同僚で3億円を横領して逃亡生活にはいった馬場チャンが主な登場人物。何度も「煮詰まる」と表現される基子を中心にした緩く、おかしく、それでいて物哀しいドラマ➡️

2023/05/07

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