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A (河出文庫)

A (河出文庫)

A (河出文庫)

作家
中村文則
出版社
河出書房新社
発売日
2017-05-08
ISBN
9784309415307
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A (河出文庫) / 感想・レビュー

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ケイ

あぁ、こういうのが読みたかったの。中村文則なら、こうきてほしい。まさに、ここ。最近、彼の作品を開けるたびに、違う、そうじゃないの、こういうことじゃない って気持ちがずっとあった。暗い、底のない闇の中、蓋を開けられない欲望が蠢いていて、一触即発な危うさを孕む、そんな短編たち。今回は少し情けない笑みをもれる作品もあったが、それはそれでのお伽噺。そして最後の話。作家としての苦悩、ヒトとして許されぬ小説の書き方となったとしても生み出したい名作への葛藤。たまんない。すぐ手元に置いておく。眠れぬ夜のために。

2020/01/14

ピロ麻呂

まさに中村文則が作り出す闇の世界に引きずり込まれた感じ。文章は難解で、伝えたいことを考えながら読んだけど、理解不能なところも数多く…自分の読解力のなさを身にしみて感じました(>_<)鳥が異常発生して日本を埋め尽くす話は…夢に出てきそう~(^_^;)

2017/06/09

yu

読了。読み終わるのに、凄く時間がかかった。中村さんは生きたいのか、死にたいのか。生きるということに、どうも執着がなく思えてならない。「死なないから生きている」というようにしか思えない。あとがきに「こらから世界は恐らく、どんどん生き難いものになったいくと思う。でも希望は捨てないように。共に生きましょう」とある。中村さん、本当にそう思っていますか?これからの世界に、希望を観ていますか? そんな疑問ばかりが頭を占めるのに、中村さんの作品を読むことを止めれないこの強烈な引力が、この人の魅力なのかもしれない。

2018/09/15

スカラベ

いくつかの文芸雑誌に掲載された13作品を集めた短編集。なので、それぞれ違った味わいなのだが、色がくっきりと分かれていて千差万別。文章の表現力は圧倒的で、すーっと染み入り読みやすい。しかし、特に前半の作品群は、エログロでハチャメチャな筒井作品をも想起させられる内容に、ちょっと腰が引けてしまう。かと思えば、「妖怪の村」では、婉曲的に国と繋がる企業の悪を描き、寓話の形で風刺している。また、「A」では戦争当時の外地に赴いた日本軍隊の中で、人が落ちていくその狂気が炙り出され、「B」では従軍慰安婦が直載的に描かれる。

2017/07/20

シェルティ

あとがきで本人も書かれているように、振り幅の大きい作品だった。エロだったり、バカだったり、シュールだったり。今までにない中村さん読めて良かったけど。

2017/06/11

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