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ザーッと降って、からりと晴れて (河出文庫)

ザーッと降って、からりと晴れて (河出文庫)

ザーッと降って、からりと晴れて (河出文庫)

作家
秦建日子
出版社
河出書房新社
発売日
2017-06-06
ISBN
9784309415406
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ザーッと降って、からりと晴れて (河出文庫) / 感想・レビュー

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yoshida

読みやすい連作短編集。脚本家の方が執筆されたので、分かりやすいということがあるかも知れない。様々な日常を不器用に生きる人々。読者は彼等に自身を重ねる。作者のメッセージ、人生は間違えられるから素晴らしい、何が起きるか最後まで分からないに共感するのだ。実際、私の人生も間違いばかりだし、間違えない人などいないだろう。それでも生きていく。それにこの先悪いことばかりでも、良いことばかりでもないだろう。読みやすいだけに、メッセージが読者によく伝わる作品だと思う。シンプルで読みやすく当たり前の事に気づかせてくれる作品。

2018/04/29

月六

ニューカレドニアという島が、5つの短編の鍵を握っている。表題はその島の気候を表している■別々に見える物語が、読み進めると関連し合っている。仕事以外が似合わない男性、仕事をつかみ損ねたシナリオ作家、婚約相手と別れた女性…。共通しているのは、どの主人公も何かに失敗している点だ■物語は彼らの失敗から始まるが、ハッピーエンドに収まる。激しい雨の後に、からりと晴れる空のように■「人生は、間違えられるからこそ素晴らしいんだ」。表紙の絵ような景色が見られるなら、雨が降るのも悪くない。そう思わせてくれる一冊だった。

2017/11/10

佐島楓

最初から突っ走るわけではなく、だんだん物語のつながりが見えてきて、いいせりふが出てきて・・・読み終わったとき、本当に陽が射してきたのを見た気がした。

2017/06/07

future4227

ニューカレドニアをキーワードに、自分の生き方を模索する人々が織り成す連作短編集。それぞれの話にチラッと出てくる人が別の話で主人公になり、読み進めるにつれて少しずついろんな人が結び付いていく。誰だって自分の人生に疑問を感じる、ふとした瞬間があるはず。その時に今までの人生をかなぐり捨てて、大きな一歩を踏み出せるかどうか…その勇気を与えてくれるニューカレドニア。南国のスコールのように悲しいときは思いっきり泣いて、あとはすきっり晴れやかに生きていこう。そんな夢と希望を与えてくれる天国に一番近い島。

2018/09/04

ぶんこ

「明日、アリゼの浜辺で」を改題した本でした。文庫化での改題は、私のように本を手にとって選ぶのではなく、こちらのサイトで感想を拝見してから図書館予約する身には困りものです。ニューカレドニアを軸にした連作短編集で、天国に一番近い島だからか、皆良い方に向かっていくハッピーエンドです。作中の倉木プロデューサーの言う「ハッピーエンド」は著者の願望なのでしょうか。森村桂さんの事を思い出してしまい、今の私はハッピーではないですが、この本はハッピーでした。

2018/12/23

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