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アンフェアな国 (河出文庫 は 13-9)

アンフェアな国 (河出文庫 は 13-9)

アンフェアな国 (河出文庫 は 13-9)

作家
秦建日子
出版社
河出書房新社
発売日
2017-10-17
ISBN
9784309415680
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アンフェアな国 (河出文庫 は 13-9) / 感想・レビュー

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absinthe

上質サスペンス。他の作家の作品として読んだら大満足だったろうが、期待が高すぎたのか。ちょっと残念なのは独特の臭みがなくなったこと。今までは人格崩壊寸前の犯人と雪平が、がっぷり4つに組んで、体力の限界まで組み合っていた。そこには良くも悪くもリアリティの微妙な欠如とこの作家にしか書けない風味があった。本作品はその意味で角が取れて普通の作品になってしまった。でもこの作品好きだけどね。

2019/03/26

イアン

★★★★★★★★☆☆日韓を舞台とした刑事雪平夏見シリーズ第5弾。薬物常習者による過失と思われた外務省職員死亡轢き逃げ事件。しかし「運転手は別人だった」とする証言により、事件は混迷を極める。もう一人の被害者はなぜ姿を消したのか。早期幕引きを図ろうとする警察上層部の狙いとは…。事件自体には過去作品ほどの派手さはないものの、かの国を巡る不穏な空気も相まって、緊張感は相変わらず高い。安藤のバディっぷりもシリーズ最高かもしれない。ただ、あれだけ〝引き〟を作っておいて7年以上も放置するなんてアンフェアですよ、秦さん。

2022/11/08

future4227

な、なんて終わりかたをするんだ!超いい所で「つづく」みたいな。その先が気になるー。続編すぐ出してくれー。雪平夏見アンフェアシリーズ第5弾。身体的ハンデを背負うことになった雪平だが、凄腕ぶりは健在。今回は日韓関係の現在の微妙な空気を巧みに盛り込んだ作品と言える。たまたま初めて降りた西新井駅のホームでこの本を読んでいたら、雪平刑事が西新井駅に来る場面がちょうど出て来て、なんか運命的なものを感じてしまった。あービックリした。

2017/11/08

坂城 弥生

最後の安藤の決意にはビックリした。

2023/10/13

ありす

えーっ!何この終わりかた。めっちゃ気になる!これって続編ありってことですかね?そうですよね!?読者の想像にお任せします、じゃないよね?ここに来てとうとう…。外務省職員が亡くなった轢き逃げ事件。すぐに容疑者は逮捕され事件は解決しているかに見えたが、新宿署の組対課に異動になった雪平のもとに「犯人は別の人」と目撃者から情報が入る。ちょっと色々気になる箇所もあるけど、とても面白かった!次作も期待!【シリーズ5作目】

2022/06/08

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