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夏目漱石、読んじゃえば? (河出文庫 お 34-3)

夏目漱石、読んじゃえば? (河出文庫 お 34-3)

夏目漱石、読んじゃえば? (河出文庫 お 34-3)

作家
奥泉光
出版社
河出書房新社
発売日
2018-05-03
ISBN
9784309416069
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夏目漱石、読んじゃえば? (河出文庫 お 34-3) / 感想・レビュー

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佐島楓

文学作品(小説)との自由な向き合いかたを教えてくれる本。『それから』の解釈は目からうろこでした。

2018/05/28

ましゃ

漱石入門決定版。漱石さんって意外とお茶目。「吾輩は猫である。名前はまだない」という有名な文章を書いている通り、自分の飼っている猫に名前は無い。ところが、知人からもらい受けた子犬には「ヘクトー」(ホメロスによる長編叙事詩『イーリアス』に出てくる勇将「ヘクトール」のこと)と名付け溺愛している。まさかの犬派⁈文豪夏目漱石のイメージが変わる事間違いなしです。教科書に載ってるからって小難しく考える必要は無い。新聞の連載小説なんだから気楽に読めばいい。「小説の面白さというのは自分で作るものだ」漱石、読んでみるか‼︎

2018/05/16

yumiha

大文豪を「読んじゃえば?」という軽~いノリのタイトルと表紙なのは、もともとが「14歳の世渡り術」シリーズで中学生がターゲットだったからか?でも内容は、おばさんにとっても興味深く、読み落としていた箇所や思いがけなかった意外な視点などを次々と提起してくれる。たとえば、『草枕』はアートとして読む、なんて全く思い至らなかった。少女時代に読んだからもういいと思っていた『吾輩は猫…』『坊っちゃん』なども、底に流れる淋しさに全く気付いていなかったので、機会があれば再読したい。

2021/06/08

ころこ

子供向けに書かれていますが、得てしてこういう本に収穫があります。「小説にとって一番大事なのはストーリーじゃない。君たちはストーリーを読むことが小説を読むことだと思っているかもしれないけど、そうじゃない。」難解な文学書には到底書かれないような真理というか、本を読む根源的な動機を何に持っているかを改めて自らに問うことができます。他にも「小説とは、読むことで読者それぞれが面白さをつくりだしていく」とあり、「文学とは何か」の類の本を読むのであれば、本書に何らかの発見をみつけることの方が容易いはずです。

2020/03/02

ココロココ

今年は、最低でも1冊は夏目漱石の作品を読もうと思ったので、手にとってみた。 読み終わって確認したところ、単行本も読みたい本に登録していた。結局手にしたのは文庫の方。 夏目漱石は、まだ1作も読んでないが、この本を読んだら、全部読みたくなった。 ひとまず、『坊っちゃん』と『こころ』を積んでいるので、『坊っちゃん』を読もうと思う。

2018/05/30

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