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須賀敦子全集別巻 [対談・鼎談篇] (河出文庫 す)

須賀敦子全集別巻 [対談・鼎談篇] (河出文庫 す)

須賀敦子全集別巻 [対談・鼎談篇] (河出文庫 す)

作家
須賀敦子
出版社
河出書房新社
発売日
2018-08-10
ISBN
9784309416250
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須賀敦子全集別巻 [対談・鼎談篇] (河出文庫 す) / 感想・レビュー

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KAZOO

ハードカバーで読んでいるのですが文庫版が今年だされたので再読です。対談・鼎談というkとではなしことばで書かれているので非常に読みやすくなっています。対談相手がまた素晴らしい人々で、読んでいて非常に参考になることが多いのです。後半は主に本についての対談で読んでいくとその対談者の考え方というのがはっきりしてきます。いい本です。

2018/11/28

佐島楓

須賀さんの御本を読み、ご本人はどういう語り口のかただったのだろうと気になって手に取った。対談・鼎談集ということで、肉声がそのまま写し取られており、大変楽しく読んだ。イタリアとドイツやフランスとの比較論、マルチリンガルであった須賀さんの創作に対する姿勢など読み応えがあり、チャーミングな一面も感じ取れて読めてよかったと思う。多文化を知り、深い洞察があったからこその作品群だったのだろう。まだ全集で読んでいないものが多く、楽しみ。

2018/08/15

ぞしま

旅先で。タブッキの対談などムックで既に読んだものもあったが、とても良かった。どんな風に須賀さんは話していたのか、話法とか語り口ではなく、しゃべり方を合間に想像しながら。以外な固有名詞も出てくるのが新鮮だったり、あきれるほどの博識さがまったく嫌味でないのをなぜかと考えてみたり、ふとしたやり取りからお人柄を想像してみたり。なぜ日本に帰ってきたのか?とか夫に先立たれて……いうようなことの話をされているときは、さらっとしているが、こちらが緊張に似たこわばりを感じてしまう。そんなこと話しきれる訳がないよな、とか。

2018/09/16

chang_ume

須賀敦子の本当にいいなと思うところは、解説を飛ばしてすぐに本題に入っていくところ。結果、対談の場合は直接的な言及が飛び交うかたちになって、話題のテーマが見えない、あるいは単にこちらが置いてきぼりをくらうことも。しかしそこも味わいだろうと。この点、丸谷才一はまあ見事ですね。相手として申し分なく、そして読者への翻訳者も務めてくれる(彼自身の外連味を出しつつですが)。そして改めて、須賀敦子その人は「ミラノ」の人なんだなと。イタリアとドイツの間で両属的なミラノの特性が、日伊間で両義的な須賀の人生と重なる。

2020/03/08

amanon

対談鼎談集ということで、軽い気持ちで手に取ってみたが、予想外に濃い内容。示唆的な箇所、驚かされた箇所が目白押しという感じで、あっちこっちに付箋を貼り付けてしまった。個人的にとりわけ印象的だったのは、イタリア国内でもかなり地域差があるという指摘。イタリア=ラテン系という短絡的な括り方では見えてこない部分が少なくないのだな…と。それと、フランスにどうしても馴染めず、イタリアに行くとその違和感を覚えずに済んだという述懐も示唆的。せめて後十年長く生きていれば、どれだけの仕事を残してくれたか…と思うと非常に残念。

2019/04/11

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