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死者の輪舞 (河出文庫)

死者の輪舞 (河出文庫)

死者の輪舞 (河出文庫)

作家
泡坂妻夫
出版社
河出書房新社
発売日
2019-02-06
ISBN
9784309416656
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死者の輪舞 (河出文庫) / 感想・レビュー

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HANA

競馬場で起きた殺人、その手口から犯人の逮捕は時間の問題と思われたが、その容疑者もまた…。と次から次へと巻き起こる連続殺人はまさに輪舞。クリスティの某作品を思い起こしたけど、本作品は「容疑者が次から次へと殺される」(公式の粗筋でネタバレに非ず)という各事件ごと繋がりがあり、それでもその背後関係が見えないという部分が非常に面白い。特にある一言とある不自然さから真相に迫る部分は思わず膝を打ちました。ラストも秀逸。あとこの著者の他の例に漏れず、探偵役がきわめて個性的でその点でも楽しめた。フロスト警部思い出すなあ。

2019/02/20

geshi

殺人が起こり犯人があっさり分かっても、その犯人が殺されてしまうリレー殺人事件がテンポよく展開してそのリズムに乗せられる。偶然の事故や鎖の欠けなどひねりを加えた先の見えないストーリーテリングが流石のうまさ。下品で怠け者なのにキレる海方の強烈なキャラクターもさることながら、それを白い目で見ながら感化されて徐々に怠け癖がついていく小湊も面白い。笑いが押しつけがましくないのが泡坂さん作品だよなぁ。派手な見せ場の裏側で確かに伏線を張っていることに気付かせないマジックのような手際が光る。

2019/03/11

コチ吉

泡坂ミステリで殺人連鎖と来ればクリスティーの超有名作のような展開を期待したが、さすがにそこまではいかなかった。コミカルな味付けで、手品の実演が目に浮かぶような作品。

2019/03/19

タリホー

競馬場で万馬券を当てた直後に男が刺殺された。警察の調べで犯人が浮上したが、今度はその犯人が何者かに射殺されて…。特殊犯罪捜査課の海亀こと海方惣稔と若手刑事の小湊進介によるシリーズ一作目。リレー殺人をテーマにした事件であり、当然ながらその構成には一捻りも二捻りもある。調子良く仕事をサボるが刑事の勘は一級品という海方のキャラが小気味よく、小湊も徐々に感化されているのが面白い。寓話的な事件の決着も著者らしくて粋だと思った。

2019/03/25

くろ

連続殺人がレールに乗ったと思ったらコースから外れて、次のレールにと思えばまた急転直下。展開もおもしろかったし、伏線の鮮やかさはさすが職人!小湊くんが海方さんに染まっていく様子がおもしろかった(笑)下世話なユーモアも、読ませ方が上品で素敵だなぁ。泡坂妻夫氏の作品を読み漁りたくなった!ありがたいことに積読もたくさんあるので、次は「砂時計」を攻めようか!次作も楽しみ

2019/03/23

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