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NOVA 2019年秋号 (河出文庫 お 20-14)

NOVA 2019年秋号 (河出文庫 お 20-14)

NOVA 2019年秋号 (河出文庫 お 20-14)

作家
大森望
出版社
河出書房新社
発売日
2019-08-06
ISBN
9784309417059
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NOVA 2019年秋号 (河出文庫 お 20-14) / 感想・レビュー

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かわうそ

ここが日本SF最前線という印象でどれも面白かった。各々作風とテンションが全く違うし攻めの姿勢で大暴れする作品も多くて読み終わるごとに翻弄される。特にお気に入りは田中啓文「宇宙サメ戦争」とアマサワトキオ「赤羽二十四時」。おバカで勢いがあってかっちりしてるのが好きです。

2019/08/25

ぜんこう

やっぱり田中啓文さんの「宇宙サメ戦争」がダジャレにパロディーてんこ盛り・・・「やっぱりEナンバー、百人乗っても大丈夫」は吹き出しました・・・自室で読んでて良かった。 あとはアマサワトキオさんの「赤羽二十四時」・・・コンビニが野性に戻るというすごい発想。 高山羽根子さんの「あざらしが丘」も期待したけど、その次の田中啓文さんが強烈過ぎて印象に残りませんでした(;_;)

2019/09/30

そふぃあ

春号より一皮向けた(ぶっ飛んだ)作品が多くなった印象。総括すると「豊穣のバカSF」。アマサワトキオと草野原々が好きすぎた。「赤羽二十四時」:野生のコンビニを乗りこなすとかワケわからんし(褒め言葉)、『羅生門』の下人をリスペクトするぺこ&りゅうちぇるとか意味わからんすぎる(最高)。「いつでも、どこでも、永遠に」:狂気が突っ走ってバチボコのハードSFになったと思いきやそのまま天元突破し常人には理解不能な終わりに向かってくのマジで好き。

2019/08/15

阿部義彦

全て大森望の依頼による書き下ろし完全新作の饗宴です。最近のSFの傾向もわかり、私の世代には親しんだ歌手谷山浩子さんから百合SFの草野原々まで、どれも楽しめました。お気に入りは駄洒落ハチャメチャSFの「宇宙サメ戦争」です。亡くなった横田順彌さんみたいなハチャハチャぶりでした。落語かよ!コンビニが生きて立ち上がる奇想天外な「赤羽二十四時」も凄かった。もう脳味噌ワヤクチャDEATH!夢ではじまり夢でおわる素敵な構成でした。

2019/10/22

かとめくん

バラエティに富んでいたのは良いが、少しまとまりに欠けるところはあるかな。油断のできない超展開が多かったが、そこが共通点と言えば共通点か。麦原さん、藤井さん、草野さんの論理は理屈でなく感性でついて行くしかない自分がいた。「いつでも、どこでも…」、「赤羽…」、「あざらしが丘」が良かった。

2019/09/27

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