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ツイッター哲学: 別のしかたで (河出文庫)

ツイッター哲学: 別のしかたで (河出文庫)

ツイッター哲学: 別のしかたで (河出文庫)

作家
千葉雅也
出版社
河出書房新社
発売日
2020-11-05
ISBN
9784309417783
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ツイッター哲学: 別のしかたで (河出文庫) / 感想・レビュー

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Tenouji

140文字詩。味わって言葉を拾おうと思ったけど、本文入ってから面白くて一気読み。まさに序破急w。共感できるところ多し、ではあるが、残念ながら私は大阪人なのであるw。散文的な加速感は、管啓次郎的であるとも感じた。内容は違うけど。

2020/11/27

生ハム

ツイッターが140字という制限になっていることに、明確な理由はない。 理由はないのだけれど、その制限のために、ツイッターはより魅力的なメディアになっていると感じます。 140字というのは、あまりに短く、不自由だ。 その一方で、一言だけつぶやくとすれば、140字という文字数はあまりに多すぎる。 この中途半端な文字数のおかげで、言葉は研ぎ澄まされ、削り落とされ、余白を付け足されているのだと思います。 その背後にある文脈や、それまでの発言の経緯を知るところに、 ツイッターの面白さはあるのだなと再認識しました。

2021/01/30

takka

単行本の時からこの本を注目していたが、文庫化されるということでこの機会に買ってみた。哲学といえば、簡単に言えることもズラズラ長ったらしく難しい言い回しで書いているだけという印象の方もいるだろう。確かにそういう本もあるが、この本はそういうのを取り去ったTwitterというメディアにおける「非意味的な有限性」=140字以内のツイート集である。若者にとっては馴染みやすい文体で、非常に哲学に親しみやすくなるという画期的な本なのである。簡単に哲学に触れてみたい人へおすすめの本である。

2020/11/07

またの名

不人気な精神分析ワード「去勢」をとりあえず事物に輪郭を与え個体化する仮固定と見て、ツイッターも作業切り替えも詩歌も勉強も、とりあえず諸部分を切り取るが別の仕方でも切り取られ得る去勢装置だと前書きが解説。ティッシュや親戚にピカチュウから黒柳徹子などのアイデアとして結び付けられて思弁に昇華する前のモノが散乱した現場が見えるSNS呟きは何度も組み替えられる自由連想を繰り広げ、指摘や反論をラフに加える自由連想の余地を読者に残す。万物がバラバラに解離し得て別の仕方で再連合し得る可能性をドゥルーズに見た著者の再連合。

2020/12/17

nic

日本の底の底まで侵食する「凡庸さ」に憎悪と恐怖を高校生のとき持っていたけれど、それを筆者は言語化してきたのだろうなと思う。仕事仕事で死んでしまいそうだったとき、ペソアのアフォリズムを生活の合間合間にツイッターで読みつくし、自身の身体的な言葉に昇華させた感を得たことがあったけど、この本も隙間に読んでいる。隙間には構えがない。千葉の言葉に相応しい身体で読んでみた。たぶん変化を求めているタイミングなんだろう。ただ変化を得られたかどうかの自覚はない。それはさらさらと続く波間のようなものでもあったから。

2020/11/24

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