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さざなみのよる (河出文庫)

さざなみのよる (河出文庫)

さざなみのよる (河出文庫)

作家
木皿泉
出版社
河出書房新社
発売日
2020-11-05
ISBN
9784309417837
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さざなみのよる (河出文庫) / 感想・レビュー

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mayu

43歳で亡くなったナスミ。姉妹、夫、友人などが彼女との思い出を振り返る。若くして亡くなっても、生前の彼女の言葉や行動が、今を生きる誰かの支えになって、また次の世代にも受け継がれていく。自由奔放に生きたように見えるけれど、相手が本当に必要としている時に気づける優しさを持っていたから、こんなにも人の心に残るんだろうな。「誰かが、私にもどりたいって思ってくれるような、そんな人になりたいの」大切な誰かの拠り所になれるように。私もそんな生き方ができたらいいなと思う。あたたかい気持ちになれる本だった。

2021/03/21

菜穂子

亡くなるには早すぎる43歳のナスミ。病院での最後を迎える場面から始まる物語は、かつて目にしたガン闘病のそれぞれの最後が蘇ってくる。ナスミがどんな生き方をしてきたのか、出会った人達の心に残した数々のエピソードは悲しみとともに生ききったと思わせてくれるものだった。ナスミの言葉「私がもどれる場所でありたい。誰かが、私にもどりたいって思ってくれるようなそんな人になりたい」それは死んだ後もずっと人々の心の中に住み続けるような。私も出会った数々の人から言葉にできないメッセージを受け取ったように私も残せるだろうか。

2021/01/03

やも

ナスミは43歳で死んだ。ナスミの姉妹、夫、旧友etcがナスミを回想する。夫の後妻とその娘まで出てくる。ナスミの言葉や行動の影響力たるや、死んでからも誰かの支えになってるかののよう。自分のなにげない一言も、誰かの今際の際に思い出す1コマになるんだろうか?過去から未来へと続く「出会ってくれてありがとう」の果てしない縁の流れの中に皆いるんだね。「あんたは、自分で考えてるより100倍幸せだったんだよ」私もナスミにそう言われたような気がした。時の流れの冷たさは感じず、終始温かさやアツさを感じながら読み終わった。★4

2021/02/24

ゴルフ72

ナスミさん43歳で…彼女の家族そしてかかわった人たちに彼女がどれほどの存在だったのか?人亡くなるとひと時悲しみにくれる。しかし、それ(悲しみ)を忘れることができるが一方思い出を振り返ることができる。ナズミさんの存在は次の世代の子供にも繋がる。私もそんな人生を送ってみたい。

2021/01/01

hitomi.s

私の居るのは此処だけれど、居ない場所でも存在しているんだ。それはさ、スゴいことで、強いことで、あったかいことだ。可笑しいの。去年とかはさ、物理的にも社会的にも連絡して都合聞いて約束して、顔見せて会うことなんてすぐだったのに、しなかった。物理的にか社会的にか会うことが躊躇われる今に、「いつでも会えるよ」がどれだけ優しかったのか。生きててさ、話が出来るというのにさ、どうして何を私は伝えたいのかさえ分からないわ。とにかく自分を生きていて。泣きながら友人を思った本。みんなに読んで欲しい本。

2020/11/22

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