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須賀敦子が選んだ日本の名作: 60年代ミラノにて (河出文庫)

須賀敦子が選んだ日本の名作: 60年代ミラノにて (河出文庫)

須賀敦子が選んだ日本の名作: 60年代ミラノにて (河出文庫)

作家
須賀敦子
出版社
河出書房新社
発売日
2020-12-08
ISBN
9784309417868
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須賀敦子が選んだ日本の名作: 60年代ミラノにて (河出文庫) / 感想・レビュー

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たま

須賀敦子さんが1965年イタリアで(彼女自身が選び訳して)出版した『日本現代文学選』25篇のうち13篇を収める。時代は一葉「十三夜」から庄野潤三「道」に至り、谷崎、川端、三島などだけでなく坪田譲治や深沢七郎(この本を読まなければ私は読む機会がなかったと思う)も含むヴァラエティに富んだ選集。13篇のうち、一葉「十三夜」と林芙美子「下町」が心に沁みたが、三島「志賀寺証人の恋」石川淳「紫苑物語」中島敦「名人伝」の虚構性と構造性(和漢に加え欧米の教養をも踏まえた)がそれとは全く異なる文学の形として印象に残る。

2021/03/23

ハルト

読了:◎ 1965年にイタリアで発行された『日本現代文学選』から抜粋された、日本文学アンソロジー。日本人が名を見れば知っている著者ばかりだけれど、作品のチョイスは少しはずれたものからも採られており、そこがまた奥深い。日本文学者のジョルジョ・アミトラーノ氏の序文や須賀敦子の作品ごとの解説もよかった。いま読んでも古くない作品たちで、彼女の選定眼の確かさは見事。

2021/02/03

鳩羽

60年代にイタリアで出版された『日本現代文学選』に取り上げられた中短編のうち、13編を収録したもの。須賀が書いた各短編の解説が、短いながらも読みどころの核心をついていたり、鑑賞のポイントを指ししめしてくれるかのようで、時代や国を問わない多くの読者の存在を感じ取りながら読み進むような感じがした。「東北の神武たち」「道」はタイトルすら知らなかったが、私には庶民的な日本らしさが感じられて、おかしいような哀しいような気持ちがいつまでも残った。

2021/05/03

かおり

単純に日本の名作のアンソロジーとしても面白いけど、出版されたのが、1965年に須賀敦子が36歳のとき、イタリアで出版されたというのに凄みを感じる。それぞれの作品の冒頭で、この作家はどんな人か、日本でどんなふうに受け止められているのかが簡潔にまとめられているんだけど、その知識が深い▼収録されている作品はどれも作者が違うから、当然文体も違うわけだけど、日本的な文章や欧文的な明瞭な文章との違いとかもイタリア語に訳されているんだろうか

2021/02/07

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