瓶のなかの旅: 酒と煙草エッセイ傑作選 (河出文庫 か 39-2)
瓶のなかの旅: 酒と煙草エッセイ傑作選 (河出文庫 か 39-2) / 感想・レビュー
まりこ
筋金入りの酒と煙草好きエッセイ。タバコと違いパイプはひとりきりで吸うもの、ライターを落とすことはあっても拾うことはないという不思議も面白い。フィクションとノンフィクションについて書かれた「すわる」という章がとても印象深かった。開高健さんの語彙と表現力はやはりすごいなぁ。
2022/03/21
ジスカールデスタン
今じゃ一本1000円だけど昔はホワイトホースも高かったんだね…
2022/05/07
名著の凪
『タバコ吸いには火をつけたり、焔を眺めたりするのが愉しいことなのであるが、ガスはこの愉しみを便利に替えた。一瞬か二瞬のこころからゆとりと遊びを奪い、いわば芸術を技術に替えてしまった。タバコの火を台所の火とおなじものにしてしまったのである。“ジァキューズ(余は抗議する)!”と、いいたいね。』『人間は人智と技巧のかぎりをつくして、自然にそむきつつ自然にもどっていく。//無技巧が技巧の極なのだと暗示されるようである。あなたはどの段階におありかな。』
2021/11/12
いなお
いいエッセイ集なのは確かだが不思議と酒や煙草をのみたくなる文章ではなかった/尿瓶でデキャンタージュするのは理に適ってはいるが……
2021/11/05
をとめ
電子
2021/07/29
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