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少年たちの終わらない夜 (河出文庫)

少年たちの終わらない夜 (河出文庫)

少年たちの終わらない夜 (河出文庫)

作家
鷺沢萠
出版社
河出書房新社
発売日
2021-10-20
ISBN
9784309418377
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少年たちの終わらない夜 (河出文庫) / 感想・レビュー

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みけねこ

本書は、1989年に発刊され人気となった作品。その後入手困難本となったようだが、このたび河出のフェアにて復刊。二十歳を前にした若者たちの短編集。「もうすぐハタチ」というあのリミット感。自分がこの物語の中の彼らと同じ年の頃に何を思っていたのか思い出せないし、思い出せたとしてもあまりにあやふやなものになるだろうと思う。例えば19歳の私がこれを読んだら何を感じたのだろうか。今、この物語の彼らと同じ年の頃の人たちの感想を聞いてみたいと思った。

2021/11/01

ako

私には19歳の彼らが眩しい。なんでも挑戦できるし未来の選択肢が沢山ある。大人になると躊躇してなかなか一歩が踏み出せないなぁ。。

2023/05/12

襟莉雫(えりしずく)

この本をそのままの姿で受け入れられる自分は当たり前にティーンとはとてつもなく遠い場所にいる。それが辛く侘しいが、それでもずっと見ていたくなる。無理に内面に食いこもうとしない描写が、この見ていたいという気持ちを持続させ刺激する。終わらない夜、という題だが、数々の終わりが散りばめられ飲み込まれた上での終わらない夜だと考えた。特別な個人の話ではなく、著者にとって、読者にとって、の少年たちの夜だから、終わらない。終わらせてくれない一文が素敵だった。 読みやすいが、読むことに慣れていないともしかしたら読みにくいのか

2023/02/12

Koco

まさか新刊コーナーにメメちゃんの本が並ぶとは思いもしなかった。厳密には新刊じゃないし何回も読んでいて、ストーリーも覚えているし、好きな一冊の一つだし。今読んでもやっぱ好きだ。すごく面白いストーリーじゃないけど、10代後半の、苛立ちとか焦りとか抱え込みながら、背伸びして遊んだあの瞬間は思い出される。今がずっと続かないことわかっていて、わからないふりしたり、バカやるのがカッコいいと思ってたり、恥ずかしい気持ちもあるけど。この瞬間が終わらないで欲しいと願った気持ちは覚えている。

2022/07/01

なかむう

キラキラした若さと気だるさ全開の短編集。懐かしい。

2022/03/10

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