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文豪たちの妙な話 : ミステリーアンソロジー (河出文庫)

文豪たちの妙な話 : ミステリーアンソロジー (河出文庫)

文豪たちの妙な話 : ミステリーアンソロジー (河出文庫)

作家
山前譲
出版社
河出書房新社
発売日
2022-02-05
ISBN
9784309418728
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文豪たちの妙な話 : ミステリーアンソロジー (河出文庫) / 感想・レビュー

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まあか

どれもとても面白かった。特に太宰治の「日の出前」がお気に入り。最後の一文が良かった。知らない作家&知ってはいるけど初めて読む作家に出会えるから、アンソロジーは素晴らしい!最近は新作ばかり読んでいて、文豪作品に触れていないので、読むようにしていきたい。

2022/08/17

いちろく

名だたる近代文学作家の妙な話を集めた一冊。表紙のミステリーアンソロジーという言葉に引きずられたけれど、解説にあるように「一般文壇の作家たちから、探偵小説味のある作品をセレクトした」、という印象がピッタリであり読んで腑に落ちた。まさに「味」なのだ。既存のミステリというカテゴリに縛られず、著名な作家が描いた短編作品として楽しむと、違った印象だった可能性もある。その点は後悔があり、私のミスだった。また、期間をあけて再読すると違った印象を持つかもしれない。

2023/02/23

くさてる

昭和の文豪の作品から「人間の心の不思議」を描いた短篇を集めたアンソロジー。古めかしいものが多いかなと思ったけれど、夏目漱石「変な音」芥川龍之介「妙な話」太宰治「日の出前」はさすがの内容で楽しめました。

2022/05/15

Inzaghico

この本で一番読みたかったのが、正宗白鳥の「人を殺したが…」だった。高校時代、図書館でタイトルを見て以来ずっと気になっていたのだが、その後なかなか出会えなかった。この本に収録されていて、ようやく読めた。……こんな気持ちの悪い話だったのか。タイトル通り、主人公は人を殺したのだが、運がいいのか悪いのか、それがバレなかったり、いい方向(?)に行ってしまったり。主人公はどんどん追い込まれて精神がおかしくなっていく。本書で一番長い作品だが、いやはや、なんとも奇妙な読後感だ。

2022/03/14

石井千湖

読売新聞短評で紹介しました。文豪の作品の中から奇妙な味のミステリを集めたアンソロジー。正宗白鳥の中編「人を殺したが…」が特におもしろかった。プライドばかり高くて主体性の全然ない男が、人を殺してちょっと気が大きくなるんだけれども壊れていく話。主人公を追い詰めるのは罪悪感ではなく周囲の軽侮

2022/03/13

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