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誰にもわかるハイデガー : 文学部唯野教授・最終講義 (河出文庫 つ 1-6)

誰にもわかるハイデガー : 文学部唯野教授・最終講義 (河出文庫 つ 1-6)

誰にもわかるハイデガー : 文学部唯野教授・最終講義 (河出文庫 つ 1-6)

作家
筒井康隆
出版社
河出書房新社
発売日
2022-03-05
ISBN
9784309418797
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誰にもわかるハイデガー : 文学部唯野教授・最終講義 (河出文庫 つ 1-6) / 感想・レビュー

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コットン

ハイデカーの哲学を全てわかったとは到底言えないが唯野教授(筒井康隆)の噛み砕いた説明が良い。基本用語について書かれていたり、大澤真幸さんの解説も参考になる。

2022/06/08

HANA

『存在と時間』は昔読んで速攻ギブアップしたのだが、本書はその内容を著者らしく笑いを交えて語っており、エッセンス的な部分が抽出され極めて分かりやすい。『存在と時間』この本から自分なりに理解した部分としては、「死」を見つめ直す事による世界の再構成的な内容かと。何となく哲学より宗教的な内容のように思えるかな。個人的には厄介な哲学用語を日常的な言葉に置き換えて示してくれるのがありがたい。「現存在」って言われてもわけわかんないが、「人間」って訳されると腑に落ちるのね。本書を手掛かりにもう一度原書読んでみたいな。

2022/04/17

Vakira

「存在と時間」。理系が考えたくなるテーマ。量子力学ではどう解釈するのか判りませんが、古典物理学では「時間なくして存在はない」です。時間がない世界では物質は存在しません。物質には必ず分子があり、原子だけの時もありますが、原子の集合体が物となります。その原子は陽子の周りを電子が回っている形となってますのでそこにはエネルギーと時間が存在します。原子の存在は時間で成り立っている事になるので、時間がなければ存在もないという事になります。さてこの本。哲学者ハイデガーの「存在と時間」を筒井康隆さんが解説。

2022/03/30

Kanonlicht

1990年の文学部唯野教授(筒井康隆)によるハイデガー著『存在と時間』についての講演を書籍化したもの。冒頭、昭和天皇の崩御に触れられているのが象徴的で、平成という長い時代を経て令和にこの本が世に出たことは興味深い。ハイデガーのこの本は発売当時大ブームになったそうで、それは2つの世界大戦に挟まれ、人々が「死」を身近に感じた時代だったからだと解説の大澤真幸氏は述べている。新型コロナ、ロシアによるウクライナ侵攻と、世界が死を思い出した今、この20世紀最大の哲学者にスポットがあたるのは必然なのかもしれない。

2022/04/09

tom

手に取ることを躊躇する、手に取ったところで理解できるはずもなしのハイデガー。読友さんのコメントを読み、唯野教授が喋っていることを知って借りてきた。ハイデガーが語ったことは、自分はいずれ死ぬ、だから苦しむ、死ぬという自分を引き受ける、それを引き受けたところからヒトに良心が生まれる。よく分からぬが、そうなのかなあという感じもある。良心が生まれたら嬉しいなあとも思う。もう一つ、ハイデガーの思考が影響を及ぼしたのが、ビンスァンガーとレインの現存在分析(精神分析の流派の一つ)。そうだったのかと私は感動したのです。

2022/04/11

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