完本 チャンバラ時代劇講座 1 (河出文庫)
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完本 チャンバラ時代劇講座 1 (河出文庫) / 感想・レビュー
to boy
チャンバラ時代劇」についていろいろと考察しているけれど、橋本さんの文章ってくどくてしつこくて私には合わない。でも、時代劇がどうして明治になって生まれたのか、その後昭和にかけてどういう風に変遷していったのか詳しく書かれていてな~るほどと思った。子供の頃、棒を腰に刺してチャンバラごっこをやっていた世代なのでちょっと共感する部分もあった。丹下作善、鞍馬天狗、旗本退屈男などナウかしい名前が出てきました。
2023/01/25
garyou
文庫本では単行本に掲載されていた写真を全て削除しているという。権利問題等があるからだろう。ゆえにこの表紙ということになるが、なぜ久我之助なのか。下巻はなぜ十三世仁左衛門の伊左衛門なのか。少なくとも上巻は歌右衛門の戸無瀬だろう、と思うのだが、今の人は橋本治の描いた歌右衛門の戸無瀬を見ても「グロテスク」としか思わないのかもしれない。この久我之助はモデルはないようだけどおそらく福助時代の梅玉だろう。上巻は前髪の若者で、下巻は年老いた役者の演じる花の二枚目ということなのかもしれない。
2023/01/19
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