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ポトマック―渋澤龍彦コレクション   河出文庫

ポトマック―渋澤龍彦コレクション   河出文庫

ポトマック―渋澤龍彦コレクション   河出文庫

作家
ジャン・コクトー
Jean Cocteau
渋澤 龍彦
出版社
河出書房新社
発売日
2000-02-01
ISBN
9784309461922
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ポトマック―渋澤龍彦コレクション   河出文庫 / 感想・レビュー

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蓮子

小説と言うよりは、詩に近い作品で捉えどころがない。まるでシュルレアリスムの絵画のようだ。重なり合うイメージの奔流、言葉のコラージュ、文字のデコレーション。挿入された複数のデッサンが面白く、この作品の本質は寧ろ此処にあるように思える。「もしもお前が恋しているなら、かわいそうな子よ、ああ!もしもお前が恋しているなら!恐れず臆せず、恋するがいい。それはなんとも言いようのない一つの不幸だよ。心と心の引力は、星と星の引力におけるような、神秘的なひとつのシステムが、数々の法則が、また数々の影響が、ある」

2016/10/18

双海(ふたみ)

ロマネスクな筋や構成を全く無視して、全篇を一種の散文詩、寓話、アネクドット、対話、アフォリズムのようなものから成り立たしめているのが、この変ったスタイルの小説『ポトマック』の第一の特徴であろう。さらに本文と同時に描かれた、六十四のデッサンがこれに加わって、この風変りな小説はいよいよユニークなものとなる。(カバーより)

2015/03/17

みみみんみみすてぃ

これは本当に「難解な」著作だと思います……書いた本人しか分かっていないような、一つのまとまった思想やプラットがあるかどうかも怪しい。しかし「ポトマック」は不思議な魅力があります。まったく分からなくても、詩人コクトーの美しい散文詩をただ読むという行為に没頭できます。絵も面白いし笑 処女作らしいです。コクトーは詩の方が好きかもしれない

2017/01/15

hal_439ki

文字が紙面を放蕩していて心地よい。本が持つ均衡とは何か。気を抜けばバラバラになりそうなこの本を視線によって閉じてゆくが、何度だって作者の言及によって開かれてしまうから読後はもどかしさでいっぱいになるのだろう。

2019/01/17

Z

これは面白い。書き方かなり冒険したという作品だが、変に読者に難しく読ませないと思う。芸術気質の子供の成長たんで、途中小説じゃなくて、絵ばっかになったりするが、才気きらめく、淀みない言葉の流れが飽きさせずページをめくらせる。こういう作品好み。

2016/06/24

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