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ソフトマシーン (河出文庫)

ソフトマシーン (河出文庫)

ソフトマシーン (河出文庫)

作家
ウィリアム・バロウズ
山形浩生
柳下毅一郎
出版社
河出書房新社
発売日
2004-06-04
ISBN
9784309462455
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ソフトマシーン (河出文庫) / 感想・レビュー

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roughfractus02

女性型アンドロイドをイメージさせるソフトマシーンなる表題は、性的な体の機械的動きを連想させる。が、それは実際は紙ではないか?タイプ原稿を折り畳んだり(フォールドイン)、真ん中で切って別の断片と貼り合わせれば(カットアップ)、解剖台上のミシンと蝙蝠傘の出会いのようなシュルレアリズム的偶然が語と意味の間に生じるからだ(ディペイズマン)。この偶然は主語を文から切り離し、動詞に始まる命令文となり、動詞は他の品詞に性行為、犯罪行為、逃走行為を強制する。一方偶然は、この柔らかな解剖台の機械的操作によって作り出される。

2020/11/20

gu

『裸のランチ』は読んでて苦しくなるがこちらは心地良く酩酊できる。意味は皆目分からなくても。

2022/10/12

主にタリーズと電車で読んだがその間は普段以上に周りの人間のおかしな振る舞いが気になるようになった

2018/01/01

gu

「だんさん」とか「ミンラウドセックス部屋」とか「刺しつ刺されつ」とか、単語の中毒性が強烈。ほとんど文章になっていないのだが、読んでいるうちに筋が通っているような錯覚を覚え、確実にクセになっているのがヤバい。

2011/01/17

hiratax

アジアの旅先で読んだらいいんじゃね本に金子光晴とともにバロウズも加わった。カンボジアのシソポンという街で読了する。タイ、カンボジア国境の街、ポイペトに1し泊、カンボジア正月の水浴びの洗礼を経る。10ドルの宿は冷房付きながら独房のようで朝4時に目がさめ、バスで1時間のシソポンへやってきた。30分もあればすべて回れる小さい街の公園で読んだ。雲行きが怪しくなってきたのでホテルへ戻るとスコール。雨が止むのをまって内戦時は軍の監視塔があったという小高い丘に登る。ふもとは寺で、頂上への道は子供の僧侶が案内してくれた。

2015/04/18

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