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オーメン (河出文庫)

オーメン (河出文庫)

オーメン (河出文庫)

作家
デヴィッド・セルツァー
中田耕治
出版社
河出書房新社
発売日
2006-05-16
ISBN
9784309462691
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オーメン (河出文庫) / 感想・レビュー

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starbro

記念の6,666冊目にオーメン的なホラーを読みたいと思っていましたが、適当な作品がないため、本家「オーメン」(映画は何度か見ていますが、ノベライズは未読)を読みました。ノベライズのため、映画とほぼ一緒ですが、懐かしく読みました。小説では、ダミアンではなくデミアンでした。 何と本年4月に最新作が公開されるようです。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309462691/ https://www.20thcenturystudios.jp/movies/omen-1st

2024/03/03

nobby

悪魔の数字“666”。スゴく怖いと聞く映画と比べ、小説の静かに考えさせる恐れに没頭して一気読み。6の月、6の日、6の時刻に生まれた悪魔の子を知らず迎え入れた幸せな夫婦に迫り来る惨劇。後半それを護るため迫り来る事象は強烈だが、全体として平坦な展開は逆にゾクゾクさせられる。それにしても、その誕生を予言するという“ヨハネの黙示録”とはいったい何なのか?聖書への信仰・知識が皆無で読んでの恐怖も半端ないが、知っての上はどうなんだろう…『オーメン』意味する“前兆”にはなるほど。

2017/06/06

青蓮

悪魔の数字666ーー映画の「オーメン」は実は見てないのですが、本書を読んでこれは見なければ!と思いました。次第に追い詰められていくキャサリンとジェレミー。そして謎めいた行動をするベイロック。デミアンは本当に「悪魔」なのか?最後まで張り詰めたテンションにドキドキしながら楽しく読みました。

2017/05/22

yumiko

定価666円という、河出さんの心意気に応えて読む。黙示録に予言された悪魔の子デミアンの誕生とその存在に脅かされる両親を描いたノベライズ。昔映画を見た時は理解できていなかったが、とても宗教色が強い話。ここまで濃厚だと、映画は楽しめても本として読むのは難しい日本人も多いかもしれない。それでも何か不吉なことが起きそうな予感、文字通りオーメンのぞくぞく感は怖ろしいまでに伝わってくる。映画は最終的に神と人間の勝利で終わる。それは聖書にそう予言されているからだろうけれど、この小説のままの方が個人的には良かったと思う。

2017/12/16

mii22.

「悪魔」とは..宗教や民俗の違い、または個人によってもそれぞれ違ったものを思い描くだろう。姿形が目に見えるもではなく、ビジュアルで表されているものはすべてイメージであり現実には存在しないものだと思う。だからこそ人の心のなかで生まれ、巨大化した邪悪なものは恐ろしい。なぜ、このような悲劇的なことが起こったのか、理由もなく理不尽に追い詰められ破滅していく人たち。映像化でも感じたが、ラストシーンは本当にゾッとするほど恐ろしく印象に残っている。

2016/09/30

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