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アメリカ怪談集 (河出文庫)

アメリカ怪談集 (河出文庫)

アメリカ怪談集 (河出文庫)

作家
荒俣宏
出版社
河出書房新社
発売日
2019-10-05
ISBN
9784309467023
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アメリカ怪談集 (河出文庫) / 感想・レビュー

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そふぃあ

好みだったのはホーソーン「牧師の黒いヴェール」、ラヴクラフト「忌まれた家」、ブラッドベリ「ほほえむ人びと」、ケラー「月を描く人」。 収録作品が、<ヨーロッパ的怪奇→アメリカ的都市文明→人々の精神崩壊>というステップを踏んでいるらしく、終盤になるにつれて怖かった。最も恐ろしいのは人間の心だ。ブラッドベリがいちばん怖かった。特に好きなのはホーソーンとケラーの作品。前者は黒いヴェールを付けている理由が最後まで判然としなかったのが、後者は吸血鬼の実体のなさが背筋をぞくりとさせた。

2020/08/28

あたびー

#日本怪奇幻想読者クラブ 読んだのは1989年の初版。初読からかなり時間が経っていて、覚えのないものも多かったので楽しめた。最近ふとキングの作品に良く先住民の忌地が登場することに気づいたのだが(ペットセメタリー、シャイニング他)巻末荒俣先生の解説にアメリカには欧州から妖精は移り来ず先住民やアフリカからの怪奇が多いと言う事が書いてあったので頷けた。ただしゲイマン「アメリカン・ゴッズ」には、アイルランドから移住してきた女性がアメリカで妖精を語り伝える話が挿入されていて、その様な例もきっとあったことと思う。

2019/12/09

ふるい

「新天地」アメリカにおいて誕生した、閉塞的なキリスト教社会に巣食う闇やインディアンやアフリカ黒人の伝承からの影響などが複雑に絡み合った、アメリカ的怪奇幻想譚を存分に味わえる一冊。女性作家の手になる「木の妻」(カウンセルマン)、「寝室の怪」(フリーマン)、「邪眼」(ウォートン)、がいずれも好印象であった。特に「木の妻」は書かれた年代も比較的新しく、現代社会になおしぶとく残る土着的な恐怖にゾッとした。あとはラストの「月を描く人」が絵画モチーフの怪談で好みだった。

2020/03/25

ハルト

読了:◎ 原始的な恐怖に満ちた怪談集。新天地アメリカの底流をなす幻視的怪異が織りをこまれている。好きだったのは「忌まれた家」「木の妻」「ほほえむ人々」「月を描く人」でした。

2019/11/23

Kotaro Nagai

本日読了。1830年~1950年の作品13編を収録。ポオ、ホーソン、ラヴクラフトといった有名どころからあまり知られていない作家まで、キングに代表されるモダン・ホラー以前の作品集となっている。怪奇物といえばラヴクラフト。ここでは「忌まれた家」、さすがの出来で怖い。ヘンリー・ジェイムズ「古衣装のロマンス」は文芸作家だけに情感に満ちた作品で魅了。カウンセルマン「木の妻」、新訳のフリーマン「寝室の怪」とウォートン「邪眼」が怪談らしい出来で楽しめた。ブラッドベリ「ほほえむ人々」にモダン・ホラーのテイストを感じた。

2020/04/15

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