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ラウィーニア (河出文庫)

ラウィーニア (河出文庫)

ラウィーニア (河出文庫)

作家
Ursula K. Le Guin
アーシュラ・K・ル=グウィン
谷垣 暁美
出版社
河出書房新社
発売日
2020-09-08
ISBN
9784309467221
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ラウィーニア (河出文庫) / 感想・レビュー

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NAO

自分のせいで戦争となり、男たちが命を落とした。そして、勝利したアエネーアスの妻となったラウィーニア。だが、彼女自身については、『アエネーアス』では、最後の方でほんの少し語られるだけ、しかも彼女は一言も発していない。ル=グインは、同じ女性として、彼女のそんな扱われ方に納得がいかなかったようだ。さらには、現代の古典離れも気になっていたということで、自分なりのラウィーニア像を作り上げた。ル=グインのラウィーニアは、しっかりした考えを持ち、他人を見る目も冷静、なかなか魅力的に描かれている。作者の人柄が感じられる。

2020/10/21

rinakko

再読。素晴らしい読み応え。改めて構造にも感嘆した。自分で創造しておきながら、何故ウェルギリウスはラウィーニアが金髪だと思っていたのだろう。本当の彼女は黒髪だった…。詩人に軽んじられたラウィーニアが、己の声で語るアエネーイス。当の詩人とラウィーニアが出会い、言葉を交わす場面が大好きだ。詩人からトロイアの英雄の妻となる運命を知らされたラウィーニアは、自らその未来を受け入れ毅然と歩み続ける。王の娘であろうと女でしかない、でも無力じゃない。持ち前の聡明さで時には強かに。ル=グウィンならではの作品を堪能した嬉しさよ

2020/09/24

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